僕が最初に聴いたロックはビートルズ。
兄とは5才年が離れているので、兄が買ったレコードを小学生の頃から聴かせてもらっていた。
当然ロック関連では、ベンチャーズやビートルズも聴いていた。
ビートルズの「I Feel Fine」のEPが好きで、イントロのギターの「ブイーン」というハウリング音が不思議でたまらなかった。
大分経って、あれは偶然録音中に出た音でそれがOKになっちゃったと知って感動した。
たしか僕が小学校3年の頃だったか、テレビでビートルズの来日コンサート見た覚えがある。
小学校6年の時位にローリングストーズの「Jumpin' Jack Flash」のEPを兄貴が買ってきて聴かせてもらった。
子供ながら「うわ~、なんてカッコいいんだろう!」と思った。
ストーンズのあぶない雰囲気が好きになって、日本のグループサウンズのゴールデンカップスがテレビに出てくると釘付けになっていた。
GSはタイガーズ、スパイダース、テンプターズ、ジャガーズ、パープルシャドウズ、ブルーコメッツ、ワイルドワンズ、ビレッジシンガース、ゴールデンカッップス、モップス等を中心に1965年から1968年までの3年間一大ブームだった。
兄は レオビーツ、フォーナインエースとかしぶいGSのEPも買ってきて、僕に聴かせてくれた。
ゴールデンカップスはテレビの生放送で他のGSと違い、そっぽ向いて演奏しているので急に演奏やめちゃうんじゃないかって心配して見てた。
当時家にあったオープンリールの録音機(カセットレコーダーの前の段階)に口三味線で手でドラムもどき、口で英語もどきでめちゃくちゃな歌入れて遊んでいた。
後にそれを兄貴に聴かれ、えらくからかわれた。
中学に入り、誕生日にギター買ってもらって、フォーク少年になった。
当時は70年安保のまっただ中で、大学は全学連で封鎖、新宿では「フォークゲリラ」と称する人達が西口でフォーク集会開いていて、世の中は学生を中心に「反体制」「反戦」「反安保」で動いていた。当時は左翼思想礼賛がメインで、メディアもそうだったが、いわゆる知識人で「愛国」や「安保賛成」なんて言う人はほとんど誰もいなかった。
中学1年の時の試験勉強で徹夜していた時のエピソード:
勉強疲れで休憩した時には、深夜ラジオ(主にニッポン放送聴いていた)を聴いていた。
ある日、ラジオからすごくヘビーなギターのイントロの曲が始まり、びっくりした。
今まで聴いた事もない音だった。
その時はバンドの名前を聞き逃したが、すぐに何日かしてまた深夜ラジオでまたかかった。
レッドツェッぺリンのファーストから「Good Times Bad Times」だった。
そこから僕のロックは始まったと思う。
ではまた続きはいつかまた!