テクニックよりハート

一番大切なうちのスクールテーマですが、以前生徒さんに『テクニックとハート』すよね？と問われた事があります。その時の私の答えは、『いや、やはりテクニックよりハートです』とこたえました。
人間は精神と肉体から成り立っています。深く言うと、原点は日本人古来からもっているもの会津藩武士道に根ざしたものであり、簡単に言うと人の心根がいかに大切であるか、という事です。技術を超えた精神性。その神聖なる象徴としてギターだったりウクレレだったりする。そのような精神性を引退したプロの野球選手も取り入れていた方もいました。
彼の場合はバットでしたが。
音楽を目指す者がある程度「自信」をつけてくると、こういう間違いに陥る時があります。
勘違いしていわゆる天狗になり、自分は他の人達とは違う、とか、急に上から目線、格好付けしだし豹変する人達がいます。まるで協調性がゼロになったりもする。
ある者は突如としてカリスマ然となる人もいる。
軽佻浮薄この上なし。
カリスマならぬ仮スマと呼びます。
そんな甘いものではありません。
これは完全に『利』の心に陥った状態であり、『義』の心を忘れた状態といえます。
これは『個』と『全』にかかわる問題でもありますが。
ここで大切な事は、『自信』と『過信』は違う事を勘違いし、自分自身はじっは弱点を知りながら逃避している。基準となる『確信』すら持っていない場合が多いと言えます。
これは指導者としてその人その人それぞれの個性を尊重しそれを伸ばす事とは別の問題として時折散見される時があります。

いずれわかる事ですが、大切な事は常に驕り高ぶらず自分を律する心をもちましょう。
楽しいパフォーマンスは大いに結構。
心穏やかに音楽ライフを楽しんで下さい
日本人が世界に尊敬される民族になって欲しいです。

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菊と刀