4月22日(月)靖国神社奉納演奏行いました。
2月に靖國神社の方から出演依頼の連絡が入り、この演奏にかけていました。
自分にとってこれ以上はない最高の舞台で今年も演奏出来て、感無量です。
22日は春の例大祭の当日祭の日。
当日祭では、生前、お召し上がりになっていた御饌神酒や海の幸、山の幸などの神饌50台をお供えして神霊をお慰めし、平和な世の実現を祈ります。また、この日には、天皇陛下のお遣いである勅使が参向になり、天皇陛下よりの供え物(御幣物)が献じられ、御祭文が奏上されます。(勅使参向 午前十時三十分)
私は母とともにともに参拝をご希望される方々との集合時間に集合。
ちょうど勅使参向の儀式の最中だったので、参拝は演奏後にしましょう、となりました。
それが後で大サプライズになるのですが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5c/d6c82059f196df0ce4b71a3890af7d41.jpg)
【勅使が儀式を終え、戻られるところ】
この日は素晴らしい天気に恵まれました。去年のように時間が押す事もなくほぼ時間通りに舞台へ。客席は満席で立ち見の方もかなりいらっしゃいました。
下記六曲を奉納しました。
一、日本国国歌 君が代
一、故郷
一、さくらさくら
一、さくら貝の歌
一、誰か故郷を想わざる
一、浜辺の歌
「君が代」は伴奏なしで斉唱しました。演奏前、神社の方から「去年鴻池さんの演奏を見た方から、【とにかく感動したのは最初に君が代を歌ってくれた事です】というお話をいただきました。今年は見ている方全員にご起立をいただくアナウンスを神社側でしてよろしいですか?」とのうれしい提案をいただきました。
「はい!私が曲名を紹介したらアナウンスをお願いします。」といいました。
「鴻池薫です。去年に引き続き奉納演奏させていただきます。最初に246万6千余柱の英霊に捧げます。日本国国歌 君が代」と言い、神社さんのアナウンスで「皆様、ぜひご起立をお願いいたします。」とつなげていただきました。
見ていた方々はちゃんとご起立なさって歌って下さいました。
「君が代」は我々の「国歌」であり「祈り」の歌。
ともに歌い気持ちを一つに出来た事を誇りに思います。
以下の曲はすべて鴻池スタイルによるアレンジで演奏しました。
「故郷」(ギター・ソロ):美しいふるさと、自分の家族、そこに住む人々を守るために尊い命を投げ出した方々がいた。その犠牲の上に我々は今を生きている事を決して忘れてはいけません。深い哀悼の気持ちを込めて演奏しました。
「さくらさくら」(ウクレレソロ:初演):この曲はウクレレソロでよく演奏されるものですが、奉納演奏という観点からリズミックにアップテンポにならずに「ワビサビの気持ち」を大切に演奏しました。
「さくら貝の歌」:これは母から教えてもらった曲。母が子供の頃、家でいつも歌って両親を呆れさせた(笑)曲だそうです。日本の抒情歌で最高の曲なのでは?と母が言っています。
確かにこの曲はぬけて美しい曲だと思います。
「誰か故郷を想わざる」(ウクレレ、歌:初演):母のリクエスト。非常に難かしいメロデイでしたが、鴻池スタイルでコードもいろいろ変え歌い演奏しました。時間の都合上2番まで。
「浜辺の歌」:私が大好きな曲。ギターソロで演奏。客席で見ている方々歌っていただいていたようです。
私自身は神道の精神「素の心のままに」になるべく気持ちを近づけ、246万6千余柱のご英霊に尊崇の念を込めて演奏しました。
心穏やかに演奏出来、気持ちはきっと伝わったと確信しています。
演奏中、清々しい風が舞台を通り抜け緑の木々がうれしそうに揺れ始めました。
きっとご英霊が聴きに来てくれたのだな!とうれしく思いました。
平日にかかわらず大勢かけつけてくれた生徒さん達、ハワイアンウエーブ誌、ハワイアンファン誌を見て来てくれた方々、学習院の友人達、私の母に深く感謝申し上げます。
尚、演奏終了後、神社の方から、「ぜひ来年もよろしくお願いいたします。」とのお言葉をいただきました。
こんな光栄な事はありません。また新曲を考えて春の例大祭に望みたいと思います。
その二に続く・・・・・。