ボケとツッコミツアー

今日はたった４人なのに何とにぎやかなツアーだったことか。
仕事と言うよりも、なんかお笑いツアーみたいでした。初対面とは思えないような言葉の遊び。bossyな態度も許される・・そんな雰囲気だったのです。

これぞ典型的なイタリアーノの父と息子（30代後半か？）と、いたって上品でノーマルなスイスの母娘（可愛らしい中学生）。

だから、フランス語にドイツ語にイタリア語に英語、ちょっと日本語もあり・・・が錯綜する一日。これに加えて喋り倒しのイタリア人。ま、これがオモロかったのですけどね。

このイタリアのジッちゃん、若い女性には声をかけまくり。beautifulは日本語で何と言うのか？「きれい！」・・これを言うとキスしてもらえるかもよ～～・・と早速ウェイトレスの若い女性を呼んで「きれい！」と囁いている。「キスしてくれんかったでー」「そりゃ感情の込め方が悪いんと違いますか～？」

後楽園でもすれ違うオバチャンたちに「きれい・・」を連発。ワタシにも「この庭はきれい・・・アンタもきれいけど・・」「そんな付けたしみたいに言わんでよろし」

とにかく色んな人に声をかけて・・うーん、男性には声をかけてなかったなぁー、みんなと仲良く話していました。音楽が流れると踊るし、美術に対する造詣が深く・・・いっぱい西洋美術史を聞かされました・・オペラに対してもね。「ミラノのスカラ座は日本人でいっぱいじゃが、日本人はオペラを愛しとるんじゃねぇ」・・・。。。ワタシのまわりでオペラを楽しむ人はおらんよーな気がしますが・・・

「日本人は取っ付きが悪く笑わない国民だという情報を得てやって来たけれど、全く違う。こんなにフレンドリーで親切な人たちはいないよ、訪れた国の中でも一番きれいだし・・・」
「イタリアってスリがいたり、安全面で問題があるとガイドブックに書いてあるから、旅行をしている日本人はみんなナーバスになってて笑うどどころじゃないんとちがいますかぁ？中年のオバサンのグループなんて笑ってない時間の方が短いでしょ」・・納得。ここからは結構ディープな人種問題に発展・・・

血液循環と脳の活性化にいいのが青魚と赤ワインとラフ・・っ言うから笑う事かと思っていたら、「ちゃーうよ～、アモーレ」って。「ワタシにゃ縁がござんせんが・・」「ほんならチョコレートを食べたらよろし」だってー。チョコはマリファナみたいな高揚させる効果があるのだそうですよ。ホンマかいな？

「大阪へ行って一緒にワインを飲もうよ～」とお誘いをいただきましたが（イタリアでは誘わないと失礼なのだそうですね）、あんな喋り倒しと飲むと疲れるよなー・・が感想でした。きっと奥さんは無口だよね。

口数が少なく、何に興味があるのかわからない人もアレですけど、しゃべりーもね・・・何事もソコソコがよろしーかと・・・

岡山駅、最近改装されてとても便利になりました。在来線には階段しかなく、荷物を持っての移動にはいろいろ知恵を働かせていましたが、もうそれも必要ありません。今日は初めての新しい駅だったので方向感覚を失いましたけど、これからは動線がずっと楽になります。

イタリアのジッちゃんのお別れは手の甲へのキス。はぁ～、イタリアやね・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　若い人ならよかったのにぃー・・のKajimamaでした～～