最近は派手派手なアジサイが多いなか、このアジサイは素朴で地味なアジサイで、ガクアジサイと呼ばれています。花びらが周りに一周あるだけで、中央は手まりのような小さな玉の集まりです。
斑入りなので花が地味でも、また、花が無くても、存在感があります。
このアジサイは私が大昔(40年弱前)に生け花を習っていた時の花材だったものなんです。子孫というか、分身というか…
と言うのは、いけばな教室で習った花材は持ち帰り、家でまた思い出しながら生け直すのですが、斑入りのガクアジサイは珍しいと言って母がチョンと先っぽを切って挿し木をし、それが実家の庭で大きく育ったのです。
そして、その実家のアジサイを私が数年前にチョンと先っぽを切って挿し木にしたものが、いま角田の庭で育っているのです。
我がアジサイに歴史あり……
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