周防大島(山口県周防大島町)登山後半 ^-^;
この度は「文殊山→嘉納山→源明山」の縦走ですが
途中から本ルートを外れて
目的のひとつ、イワシデの群生地へ!
イワシデは盆栽をされている方ならばご存じと思います。
カバノキ科クマシデ属の落葉樹ですが
シデの仲間としては小型でこじんまりした木ですので
盆栽としてよく使われる樹種です。
しかし、野生のイワシデとなると、数は少なくレアです。
実は私も野生するものを見るのは初めてでした。
で、いきなりですが
ほぼイワシデの純林です。
しつこいですが、イワシデは珍しい樹種です。
これほどの群生林はそう見られないでしょう ( ゚Д゚)
本ルートではないため、登山道はありません。
葉っぱなんて、こんなに小型。
勇気あるフーさん。
デンジャラス!
つまづいたら大変なので、この辺りで ^-^;
もうひとつ、見ておきたかったのが「セトウチギボウシ」。
ここ周防大島にのみ自生する種類とされてきましたが
隣の柳井市の島(?)でも発見されました。
とはいえ、絶滅危惧1Aに指定されている希少種で
絶滅寸前です。
詳しい自生地は書けませんが・・
希少種や未公開の野草についてはUPしないようにしていますが
セトウチギボウシについては、地元の看板にも出ているし
有名なところですので、この度お願いもあってUPしました。
もし見かけても、観察するだけにしなければならないのは
当然のことですが、多くの方がブログ等でそう仰っているので
私もあえて、この度は載せようと思いました。
セトウチギボウシ
休眠期なので地上部は枯れています。
葉裏が真っ白。
これもセトウチギボウシの特徴です。
セトウチギボウシの自生する崖ですが
写真みたく、手の届く場所にはひと株もありません。
手の届かない高い場所にのみ残されています。
かつては島の至るところで見られたそうですが
乱獲により激減 (;´Д`)
イノシシの食害が追い打ちをかけているそうです。