電車の電気ケーブル(銅線)が盗まれたってニュースは記憶に新しいですね。
金だけではなく、銅も高値で取引されているみたい。
日本では1994年を最後にすべての銅山が閉山しましたが
廃坑となった銅山は今も汚染対策が行われているそうです。
亜硫酸ガスなどで植物が枯死してしまうため
周辺の植生が破壊されてしまいます。
そんな植物にとって住みにくいであろう環境下にのみ生きる
特殊な植物もいます。
そのひとつが、アキヨシミミナグサ(絶滅危惧ⅠB類)
山口県美祢市の固有種(希少種)で
鉱山跡地にのみ自生します。
重金属を高濃度含有し、強い酸性環土壌という環境下では
多くの植物はまともに生育できませんが
ここが彼らの楽園です。
逆をいえば、ほかの植物たちと競争しなくて済むわけでね。
最盛期は6月で、ちょっと訪ねるのが遅かったですが
花は一年中(冬除く)ぽつりぽつり咲いている印象。
もうひとつの特殊な植物が、ヘビノネゴザ
特殊なシダ植物になります。
この植物も重金属が蓄積した土壌に生えます。
ヘビノネゴザは金山草とも呼ばれ
鉱山を探し当てるさいの指標植物とされてきました ^-^。
蛇寝御座
ヘビの寝床ってところかな~。
さて、明日は祝島での調査の日でしたが
雨予報につき延期となりました。
雨でことごとく予定が中止になったり、延期になったりしています。
今年は梅雨らしい梅雨だなあ (;´Д`);