高砂大学も終盤になった。今回は体験入学です。
今年の4月から始まる高砂大学の新入生の為に、高砂大学とはどんな所かを体験してもらおうという企画です。
在校生も一緒なので、教室は大変混雑しています。
「今回の講義は「町絵図から学ぶ金沢」です。
昔から残されている古い地図を元に昔の金沢を学んでみようということです。
地図というのは機密事項で外部に公開するということは許されなかった。
幕府に地図を献上するということは、幕府に屈伏することを意味していました。
地図には幾つかの種類があり、一般に「地図」といっているのは、実際の物を出来るだけ正確に縮小をして描かれているものです。
それに対して「絵図」というのは縮尺はあまり関係なく、重要では部分を拡大して建造物などを絵にして描かれえいるものをいう。
これは戦時中の金沢市の中心部です。
お城は何処にも書かれていません。
下の地図は大正末期の同じ場所です。
お城の跡には兵隊さんがいました。
兵隊さんいる所がわからないようにわざとありもしない町がかかれています。
そんなことしてもあまり意味がないのだが、そういう時代だったのですね。
戦闘機を竹槍で落とすといってた時代だったのですから。
古い時代に生きた私たちは、そういえばそんな所があったなと懐かしさ一杯の授業だった。
金沢の町には、骨董屋さん、お菓子屋さん、呉服屋さんが多いのは、金沢市は昔から“お茶”盛んな所だからそうです。そういえば綺麗なええ所のお嬢さんが和服姿でお茶を習っているところを想像すると納得します。