亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

極楽浄土って本当にあるの?

2024-11-08 | 健康・病気

「極楽浄土って本当にあるの」「死んだらどこにいくの」家内がいきなり問うてきた。

突然の話しかけに戸惑った。

私たちは昔から仏教思想を叩き込まれてきた。

それを本気で信じている人は、この世の中にどれだけいるんだろうか。

表向きは仏教信者だが、中身が本当にあるのだろうか。

今日はその話に一寸触れてみようと思う。

私は今胆管癌という病気に罹っている。生存率は非常に低く、1年間に患者の半数の人が死んでいくという恐ろしい病気だ。

私の命はあと何日持つのだろうか?

そんな中で私は毎日を贈っている。

気が遠くなるような話だ。でも、そのことを考えると、これはどうしようもない話だ。

もう、かかってしまったものはしようがない。もうどうすることもできない。

なんて考えると、もう開き直って生きるしかない。

なんて思っていると、意外と冷静になっていられるような気がする。

 

お寺の行事に参加すると、ちょっとした小冊子を渡される、その中に死について書かれたものがあったので、一寸取り上げてみた。

誰もが死の恐怖におびえていると思うが、ここには、自分で死を選んで、その死に場所を探し求めている人がいることを紹介している。

記事によると、彼女に死んでくれるかと聞いたそうだ。

恐れをなした恋人は逃げ出したそうだが、死に行く人はやはり孤独なようだ。

一人で死ぬより一緒に死んでくれる人がほしい。

ところがいざその場になって怖くなって、相手を殺しただけで逃げ出す人もいる。

人間の心ってあてにならないもんだと思った。

 

毎年、日本で3万人前後の自殺者が出ているとのこと。

我が県はその約100分の1の人が自殺していることになる。つまり毎年県内だけで3百人前後の自殺者がいるってこと。

これって大変なことだ。

その内新聞などで報道される人はほんの一部でしかいない。

身内で自殺者が出た場合、葬儀屋さんに「新聞に載せないで下さい」とお願いすると、簡単に止められるのだ。

 

それで、今日は何を書きたかったのかな。

今日は抗癌剤治療を受けることになっている。治る見込みがない、治療に何の意味があるのだろうか。終わったらもい一度考えて見よう。

コメント (1)
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