「この前CTで撮った写真を貰えませんか」と担当医に頼んでみました。
「それは出来ません。第一その写真を理解するのは無理です。」
このまえ撮った画像と今回撮った画像をモニターに出して見せてくれました。
同じような画像なら、理解するのは可能でしょう。けれども写っているのは全然違う物です。
撮り方次第で違った映像になるのでしょう。
これでは貰っても理解するのは不可能でしょう。
「この前より良くなっていますよ。」と言われていい気になっていたのですが、実はそんなに目に見えるほど良くなっていないのですね。
ガッカリです。これでは当分悩み続けなけれいけないでしょう。
点滴を受ける部屋で看護士さんにいわれた。
「体力を落とさないように運動をして下さいね」
「どれだけの運動が出来るのですか」
「いや、普通の運動でいいですよ。いつもやっているように運動をして下さい」。なんて言われてもその程度を見極めるのが大変です。まさか無制限ってことないでしょう。
今回もカテーテルという細いチューブに薬品が注入されました。
約5時間余りの治療です。
今年最後の点滴による治療です。
「良いお年を・・・」毎年くり返される、年末のご挨拶です。
来年は果たして生きていられるか。「明けましておめでとうございます」。と挨拶出来るかな。
写真の代わりに、毎回渡される、採血の結果表。
およそ必要と思われないようなものまで検査します。
癌細胞は何処に転移するか分かりません。肝臓病だから肝臓だけを見ていればいいというものではありません。
そのために多くの検査をしなければなりません。
肝臓病で特に注目されるのは、AST、ALP、γ(ガンマ―)GTです。
数値が標準より高い場合(H)の文字が出ます。数値が高いから注意して下さい。と言う意味のようです。
AST,ALPは少々高くても許されるようです。
胆管癌の場合は(γGT)を重視しています。胆汁は肝臓で製造されます。これが壊れて血液の中に漏れ出すのが(γGT)と言う酵素のようです。肝臓から抜けだした(γGT)と言う酵素は何処に取り付くか分かりません。特に注意しなければなりません。
御酒の飲めない人は胆管癌になると特に進行が早いそうです。
御酒を飲まないからと安心は出来ません。
(L)という文字が付いているのが数値が低いことを意味しています。
(H)よりましだからとあまり気にしません。
でも、この数値が低いと感染症にかかりやすくなります。
決して安心していられません。
今はやっているインフルエンザはたちが悪くて、治療が難しいそうです。
そのために外出は特に注意しなければなりません。
私の場合は(H)に負けないくらい付いています。外出は当分お預けです。シクシク。
もしかしたら身内に医者が居るかもじゃないか
私にも身内に医者がいるのよ
どうせならコピーして欲しいよね
空かして重ねて見たいものです。