内灘海岸

内灘海岸

今回はちょっと遠かったけど内灘海岸まで足を伸ばした。

かつて米軍の試射場跡を見たくて・・・・

昭和２７(１９５２)年、朝鮮戦争勃発時に設けられた米軍の試射場があった所。内灘闘争で有名。

小学生の時、担任の先生が今日は「内灘で座り込みに行くから今日の授業は自習」と言って出かけた場所。

内灘海岸は地元漁民たちの働き場所だった。そこへいきなり米軍がやってきた。

内灘の人達は大事な仕事場を奪われては生きてはいけないと反対運動を始めた。

全国から支援団体がやってきて問題を大きくした。

危ない砲弾を売って生活の糧にしようと試射場に入り込んでくる人が多くいたとのこと。

試射場は朝鮮戦争が終わると不要になって米軍は引き上げた。

夜中に照明弾が上がる様子が遠く離れた私たちのからも良く見えた。

日活映画の「非行少女」のシーンとしても使われたトーチカ？は今も残っているかと探したがどこにも見あたらなかった。

地図上では加賀の海岸は真っ直ぐの伸びている筈だが、こうして見ると意外と凸凹しているのが分かる。

遠くには金大医学部と鎬を削り合う？金沢医科歯科大学が見える。

安宅与吉の墓

銭谷五兵衛の墓のある本龍寺へ行こうと金石の町に寄った。

いくら探しても場所が分からない。人に聞こうにも誰も歩いていない。

年を取ったら覚えが悪くなり狭い町を何度も同じ場所に通り、それでも分からない。

１時間ばかり探し回っただろうか、やっとその場所に辿りついた。

五兵衛の墓のすぐ隣に世間を騒がせた、安宅産業の創業者の安宅与吉の墓がある。

せっかく大きくした会社を与吉の我が儘息子がぶっ潰してしまった。

金沢港の隣に安宅産業の関連会社を誘致するため大きな土地を用意してあったが、我が儘息子の長男英一が潰してしまった為、用意した大きな用地が宙に浮いてしまって金沢市は困った。その後その用地はどうなったのか分からない。

本龍寺を出て大通りに出ると左手に「本龍寺駐車場」と書かれている看板が見えた。ふと見上げるとそこには大きなお寺があった。本龍寺である。

何をバカなことをやっているのかと自分のことながら呆れた。

 

コウちゃんは不必要に私の体に擦り寄ってくる。それでも手を出すと飛びついてくる。

まだまだ、ダッコは無理のようだ。