亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

俊寛(しゅんかん) 「謡曲教室」

2023-09-27 | 能楽
久し振りに墓へ行ったらこんな有り様。
誰も訪れなくなったお墓が増えている。
俊寛
今日は俊寛をならった。
平家滅亡の計画が露見して俊寛や康頼、成經が鬼界(きかい)ヶ島に流された。
中宮がおめでただというので安産祈願のため恩赦があるという。
鬼界ヶ島にも使者が遣わされた。
俊寛はこれで帰れると喜んだが、そこには俊寛の名前がなかった。
同じ罪で流されえたのに何で自分だけ名前がないんだと、赦免状の隅から隅まで探したがどこにも俊寛の名前がない。
悲しんだ俊寛はせめて向こう岸まででも乗せていってくれないかと必死に船にすがったが・・・・・・。

櫓櫂で突き放された。
船は去って、
俊寛は一人鬼界ヶ島に残ることになった。
今まで3人いたから何とかやっていけたが、これからは一人ぽっち。
どうやって生きていこうかと途方に暮れた。
中宮のもとで生まれたその子とは、
かの有名な壇之浦の戦いで中宮に抱かれて海の中にドボーンと沈んだまだ幼い安徳天皇だ。
鬼界ヶ島とは鹿児島から沖縄に至るまで点々とある、罪人が島流しになる小嶋のことらしい。西郷隆盛もここに流されてことがある。

彼岸も過ぎて気温が下がって過ごしやすくなった。
今日は1日中雨。だが小雨でショボショボ降っているだけで、庶民の水瓶のダムの水不足はこれだ解消されるのだろうか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 謡曲教室 「三輪」 | トップ | 山道の工事 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

能楽」カテゴリの最新記事