近江町いちばん館へ「白山信仰と故郷の惣社」という講演を聞きに行った。
A4の用紙7枚にびっしり難しい漢字が書き込まれた資料が渡された。
振り仮名なしで昔の漢字ばかりで読んでいてもさっぱり分からない。
プロジェクターでびっしり書き込まれた文章が投影されている。
どうやら講師がそれを読みながら説明するらしい。
話を聞いていてもどこを読み上げているのかさっぱりわからない。
耳の悪い私は講義について行けないので、いつも録音して後で再生して聞くのだが、どうやらプロジェクターで投影されている文章をそのまま読み上げているのでもなさそう。
もの凄い量の資料を一気に読み上げて行くのでとてもついて行けない。
えらい所に来てしまったものだ。
白山信仰とは白山という山そのものが信仰の対象になっているので、神社のことではない。
白山ひめ神社とは明治政府が勝手に総本社に位置づけしたもので白山神社は全国でおよそ2700社あるそうだが、
それぞれの白山神社は直接的には繋がりはない。
主神は自然発生したものでなく、その時その時で廻りの御都合で決められている。
白山ひめ神社の主祭神を誰にするかともめ菊理媛命とすることが決まると一部の神職神人は新潟県の能生町にある白山神社へと去って行った。
会場は近江町いちばん館4階。
金沢駅から1キロも離れていない、金沢市の台所として全国でもその名も知られた近江町市場の前にある。
いつもここからバスに乗るのでついつい乗ってしまいそうになるが・・・。うっかり乗っちゃうと、乗ってきた原付バイクがおいてっきぼりをくう。
いちばん館の中から近江町市場が見える。近江町市場通りは〝女″と言う字をかたどっている。女の城だからだろうか。
5月の初旬、手取川の上流の「千石谷」と言う所で大規模な土砂崩れがあって、長いこと手取川流域の水が濁ったままでアユの放流もままならなかった。
現場に行く道はなく石川県は工事機材を運ぶことが出来ず、対策に苦慮していた。
つい先日、用水を覗いたら又水が濁っている。脇から合流している用水は濁っていない。
まるでミルクを流したようだ、また手取川の上流で土砂崩れがあったのかな。
流れてくる泥は粒が細かくて稲作にも影響しそうだとのこと。