全然モテないゴリベエ先生だって、この51年間の長き時間のなかでは、何度か義理チョコぐらいはもらったことがあります。クラスの男子全員に一粒ずつくれた高校時代の女子、たまたま2月14日に入った大衆ソープのおねえさん(今ごろはとっくに60歳オーバーか…?)からもらったもの…。それらは“証拠”として、何十年も“保存”してあります。
「そうだ、これだけあるのだから、人に聞かれたら10個…、いや5個をまとめて『本命』ひとつとして計算することにしよう。そうすればワシだってふたつばかり、本命チョコをもらったことになるもんな。こんなことを考えて喜んでるワシって、やっぱ、いまだ青春のなかにいるんだなぁ…!
…でもこの計算方法は、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回があるかどうかわからないけどたぶん、つづく)
「そうだ、これだけあるのだから、人に聞かれたら10個…、いや5個をまとめて『本命』ひとつとして計算することにしよう。そうすればワシだってふたつばかり、本命チョコをもらったことになるもんな。こんなことを考えて喜んでるワシって、やっぱ、いまだ青春のなかにいるんだなぁ…!
…でもこの計算方法は、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回があるかどうかわからないけどたぶん、つづく)
ゴリベエ先生のお正月はもちろんひとりぼっちでした。年賀状は教え子からは全然来ませんが、友人からは今でも何枚か、来ます。
「あれ? 最近はトシのせいか、ようやく「子供が生まれました~」なんていう勝ち誇ったような写真入り年賀状が来なくなってほっとしていたけど、久しぶりに来やがったか。しかしいいトシこいて子供なんて、もうおたがい五十過ぎだろうが…あれ? なんだこれ、ま、孫だって!? こっちは未だ独身なのに…。
けど待てよ、この違いは、あっちはもう老け込んだおジイちゃん、でも、こっちはまだまだ“青春”の中にいるっていう証拠かもしれないぞ。いや、きっとそうなんだ!
…でもこのことは、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回がいつあるかわからないけどたぶん、つづく)
「あれ? 最近はトシのせいか、ようやく「子供が生まれました~」なんていう勝ち誇ったような写真入り年賀状が来なくなってほっとしていたけど、久しぶりに来やがったか。しかしいいトシこいて子供なんて、もうおたがい五十過ぎだろうが…あれ? なんだこれ、ま、孫だって!? こっちは未だ独身なのに…。
けど待てよ、この違いは、あっちはもう老け込んだおジイちゃん、でも、こっちはまだまだ“青春”の中にいるっていう証拠かもしれないぞ。いや、きっとそうなんだ!
…でもこのことは、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回がいつあるかわからないけどたぶん、つづく)
光陰矢の如し、あれから22年も経ちました。ゴリベエ先生は頭頂部がハゲたり白髪が出たりしたようですが、一見、あまり変わっていないようにも思えます。元々老けて見えましたからね。
ところでゴリベエ先生、さっきからせっせとうれしそうに、いったい何をしているのでしょうか?
「最近の日課は○K○のスポーツ新聞の記事を個人別に棚に振り分けること。毎日にこんな楽しみがあってありがたいことだ。しかし師走にこんなことをやっていると、なんだか30数年前の高校時代の冬休みに郵便局で年賀状の個別振り分けのアルバイトをしていたことを思い出すな…。待てよ、ってことはワシ、51歳のオッサンとはいえ、今なお青春の中にいるのかもしれないぞ。いや、きっとそうなんだ!
でもこのことは、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回がいつあるかわからないけどたぶん、つづく)
ところでゴリベエ先生、さっきからせっせとうれしそうに、いったい何をしているのでしょうか?
「最近の日課は○K○のスポーツ新聞の記事を個人別に棚に振り分けること。毎日にこんな楽しみがあってありがたいことだ。しかし師走にこんなことをやっていると、なんだか30数年前の高校時代の冬休みに郵便局で年賀状の個別振り分けのアルバイトをしていたことを思い出すな…。待てよ、ってことはワシ、51歳のオッサンとはいえ、今なお青春の中にいるのかもしれないぞ。いや、きっとそうなんだ!
でもこのことは、決して他人には言わないことにしよう…」
(次回がいつあるかわからないけどたぶん、つづく)