フーゾクおまんがカタログ5「ひと夏の思い出」

　あれはもう、遠い夏。
　自営業のＯさんは学生時代、夏休みの住み込みアルバイトで海のそばの中規模ホテルにやってきた。仕事はルーム係である。
　バイト仲間は男ばかり。なんでかというと、
「去年、バイトの男女が乱れすぎていた」
からだという。
「去年来ればよかった…」
　もちろん仲居さんはみな40歳以上のオバちゃんばかりである。
　が、その中に30歳ぐらいの独身のひとがいた…。

　たった6ページでありながら、愚かだが
愛おしい日々…ほろ苦い青春を描いたケッサクである。

　なお今のところ配信等はされていません。

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主人公が好人物で ほっこり…フーゾクおまんがカタログ2「立ち×ぼ妊婦」

　43歳独身のＨさんは出張の多いサラリーマン。
　最近、友人の1人が一回りも年下の女性と結婚し、アッという間に妊娠。
「おめでとう」
と口では言うが、頭の中は妄想が広がるばかり。
　そんなある日、出張先で一仕事終えてラーメンをたいらげたあと、ムラムラしてしまったＨさんはフーゾク街に突入。
　おなかの大きい女性に声をかけられたのだが…。

　全8ページのフーゾクおまんがでありながら、主人公の優しさ＆おもいやりには心がうたれますヨ。
　スキー仲間のＷさんの××漫画は配信されているそうですが、このケッサクは今やまぼろしのままなのはなんか納得いきませんな～。

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なぜか全編にあふれる詩情、ノスタルジー…フーゾクおまんがカタログ1「昭和セーラー服プレイ」

　新企画で～す。
　2000年代に、たぶんＤＶＤ付録付きの「コミックＤＯＫＡＮ」か何かに掲載。
　自分で言うのも何ですが、全6ページのフーゾクおまんがでありながら、甘ずっぱく、詩情およびノスタルジーあふれる名作です。
　この持ち味は誰にも負けませんっ!!　特にスキー仲間のＷさんには…!？
　そのＷさんの××漫画は配信されているそうですが、当作はいまのところされていない、まぼろしの名作なのです。
　
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あるサラリーマンの心理を“激描”した、作者代表作のひとつのつもり…うろおぼえマイマンガ『小心くん』

　『別冊漫画ゴラク』（日本文芸社）　１９９０年代作品　４コマ４ページを３年ほど連載

　小心…というよりは気が弱く、繊細なサラリーマン、小心くんが主人公の４コマ漫画。顔や体型がフースケくんに似ているが、こちらはマジメ一方である。人の話の輪に入って行けず、心のなかで葛藤ばかりしている。かと思うと、水玉模様のスーツで会社へ通うという、あまりにも大胆な一面ももつ（単にスクリーントーンの都合だったのだが…）。

　ときどき大林宣彦作品などのロケ地めぐりの旅に出たり、全国、いや海外までもプロレスを見に行ったりするネタも多い。。

　小心くんにはノラ猫の『マサカズ』以外、友だちはいない。が、同僚の非根田、マドンナ的存在の真由美さん、その友人の千里、温厚な藤波課長など、脇役キャラが意外と多い。ゆい先生や『ワシ』、『校長先生』、『ユージくん』などがさりげなくゲスト出演している。

　作者がプロレスラーの“テキサスブロンコ”テリー・ファンクに会えたときに「どんなカートゥーンを描いているんだ？」と聞かれたおりに小心くんのイラストを描いて「ミスター・チキンハート」と説明したことは、いま思えば夢のような話である。（２０１２年２月２０日の投稿）

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寒い冬はやっぱ焼きイモですね…なぜか うろおぼえマイマンガ初期に登場している『ほかほかイモさん』・改

　『まんが お味ごと！』　１９９０年代作品　４コマ４ページ

　軽トラで焼きイモを売り歩いているイモさん（年齢不詳）が主人公の４コマ漫画。当然のように、屁のネタが何本もある。
　ご覧のとおりのルックスのイモさんだが、なんと最後の１本では若い女性に、イモさんなりのプロポーズをしている…。（２０１２年２月６日の投稿）

　作者にも長らく忘れられていたイモさんだが、なぜか『うろおぼえ…』のごく初期に登場している。
　タイトルからなんとなくあったかそうな錯覚をおこすのか、冬になると思い出したかのように少しはこのページが閲覧されるのであった…。（２０１３年２月１２日に改訂）

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