ブログぼおりゅう♥りき 傍流にも力あり

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リアル子猫ものがたり? 4回め完結編

2011-06-05 18:15:57 | 畑えもん通信/野菜と果実・花・たまに動物
 ワシの留守中、雨の中、戸のない物置を見に行った温ペン(嫁)。ワシのようにおそるおそるではなく、ずかずかと歩いて行って覗いたところ…、ネコはいた!
 しかしそれは子猫のマサカズでもタカヒロでもリョウでもイッパンジンでもなく、母猫シッポナでもなく、あまっさえ、頼りない父猫のフサイチでもなかった。
 そこにはワシが『ポッポちゃん』と名付けている、白い、フサフサの毛の、ノラ猫にしてはなんとなく優雅な感じのする大きめのネコが居座っていたのである。ポッポちゃんはもう何年も前から近所をとことこ歩き回っているから、おそらくここは彼女(オスかもしれんが)の縄張りなのであろう。一日中あちこちを歩き回ってはいるが、雨の日にはここで雨宿りをしているのかもしれない。
 そこでシッポナや子猫たちと鉢合わせしてしまったのだろう。そして争いになり、ポッポちゃんが勝ったのだ。気品さえ漂っていた? ポッポちゃんの顔面にいくつものナマナマしい傷跡がはしっているのが、激戦のあったことを物語っている。おまえは歴戦の勇士・井伊直政か! はたまた生傷男ディック・ザ・ブルーザーか! 子猫は当然戦いに加わらなかったとして、2対1ではポッポちゃんにも勝ち目はなかったはずだから、父猫フサイチはやっぱしいつでも逃げられる遠くの場所から“観戦”してたんだろうな…。まあ、ネコにはネコの、“仁義なき戦い”があるのであろう。
 翌日、温ペンはポッポちゃんを見かけたというが、年齢もあるのか激戦の反動か、だいぶ弱ってきているようだという。父猫フサイチが別の家の人に怒られているのも聞いた、という。
 だがそのあと、子猫たちの姿を見た者はひとりもいないのだ…。
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