『実録ボーチョーいらすと』３犯め

「グラウンドでソフトボールの練習中の女子大生約４０名に向い、ことさらに自分の陰茎を露出し、自慰行為を見せつけました。同じような行為を２ヶ月間に１０回ぐらいやりました」
　５犯の前科はいずれも同じような公然わいせつであった。常習犯である。
　判決の日、担当弁護士が自分の仕事ををすっかり忘れていて大遅刻（書記官が電話してみるとまだ家にいた）。そのため、いったん退廷して次の裁判の終了後に再び入廷。さらに３０分待たされ、ようやく開廷し、たった５分で判決。その間、ずっと手錠がはめられたままだったのは、なんだか気の毒な感じだ。
　しかし、普通、被告人は反省をアピールするためか、黒や白、グレーの服を着て出廷することがほとんどなのに、この人は目の覚めるような黄色いＴシャツで登場。「まだまだ人生負けとは限らんぞ」という生命力を感じたワシであった…。
　求刑　懲役６月
　判決　懲役４月