『実録ボーチョーいらすと』２犯め

「電車の終点に着いても居眠りしたままの女性のサイフ（１万３４９２円入り）とバッグ（１万８０００円相当）を持ち帰ってしまいました。小遣いが月に１万円ぽっきりしかないので少しでもお金があれば、と…。仕事に行く途中で安易なことをしてしまいました」と出来心を主張。
　この若さで月１万円とはなんだか可哀想な気もするが、「女性の肩を叩いて眠っていることを確認してから取りました」といっているところをみると検察官が「とても初めてとはおもえない、手慣れた犯行」と疑うのももっともな気がするのである。現場であるＴ駅は列車の終点になることが多いため、このようなことは珍しくないとおもわれる。
　求刑　懲役１年　
　判決　懲役１年（執行猶予３年）