わし流2018映画ベスト10 旧作第6位「乱れる」新文芸坐

　乱れる、といっても体でなく、心が乱れるという映画ですよ。
　加山雄三といえば代名詞になっている若大将シリーズが有名ですが、本作とクロサワの「赤ひげ」も代表作といえましょう。
　いまは未亡人となってしまった兄嫁(高峰秀子)を思慕しているという役どころ。なかなか切ないです。
　あとスーパーに押されて経営がひっ迫される個人商店という描写がリアルでした。
　昭和レトロというと「三丁目の夕日シリーズ」のようにいくらか美化されたものだと思っている人も多いようですが、リアルの昭和レトロは成瀬作品を見るべし!


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