イヤな世の中に

このところ、花壇や街路にキレイに咲き揃った花々を、
枝から折ったり、切り取ってしまったり、根こそぎ抜いて行ったりと、
残念なニュースが新聞やテレビで報道されていて、心苦しく思っていたが、
身近なところで同じような事件が起きてしまった。

今週２７日（日）に訪れた、尾島家のボタン園の花々が、
枝から全て切られてしまったというのだ。

昨日の朝、家主の方が発見したというのだから、
一昨日～昨日の未明にかけて、誰かが畑に忍び込んで、
切り取って行ってしまったのだろう。
畑は、道路から見えるところに位置していて、
一応、囲いがあることはあるが、簡単に入り込むことは出来るつくりだ。
尾島家の方々は、おそらくは、喜びを皆で共有することが出来たらとの思いで、畑や山野を一般公開しているに違いない。
ヒドいことをするものだ。
丹精込めて育てた花々にそのような惨い仕打ちをするとは。
尾島家の方々の落胆は、推察できる。

実は、我が家でも今月中旬に丹精込めて育てた花をプランターごと盗まれてしまった。

人が自由に往来する道端にプランターごと置いておくほうも悪いといえば悪いが、
通行する方々に少しでも心が和んでもらおうと、父母がプランターに植え、水をやり、育ててきた花々だ。
やはり、未明に持っていかれてしまったそうだが、
持って行かれたその朝の、父母の落胆振りは、気の毒なほどだった。

スキを見せてしまったほうが悪いのか。
なんともイヤな世の中になってしまったものだ。