In 立山
<現役生総括>
文責3回生I
初日の5月3日はGWということもあり立山駅が大変混雑しており切符の購入が難航し入山が当初の計画から大幅に遅れたものの、もともと余裕を持たせた計画であったため計画に致命的な影響はなく無事に雷鳥沢BCを設営しOB隊員から雪山でのテント生活技術の訓練を受けることができた。
2日目の5月4日の行動は朝の出発準備に手間取り課題が残ったものの、その後の計画は極めて順調に消化された。劔御前小屋-雷鳥沢BC間にてOBの指導のもと滑落停止、雪上での支点構築、背負い搬送など各種訓練を実施した。
最終日の5月5日の行動は計画以上に順調に推移し予定時刻よりかなり早く行動終了することができた。
全日程でのたぐいまれな好天とそれによる絶景に来季の冬季活動にむけモチベーションを高めることができた一方で、現役部員は朝の出発準備、アイゼン歩行、読図など多くの解決すべき課題を認識できた。
合宿自体はいくつかのトラブルはあったものの当初の計画はすべて消化でき成功と言えるものの、計画書の策定段階での不備が目立った。山での活動だけが部の活動ではないということを肝に銘じ、以後の活動に臨みたい。
自分も含め現役各員が、今回の活動を支援してくれたOB諸氏の数多くの協力に感謝しつつ、この合宿で発見した課題と向き合いながら今期の活動に取り組むことで関西大学体育会ワンダーフォーゲル部の更なる発展に寄与できると確信している。
<反省と改善>
文責3回生Y
【反省】
- 行動開始するまでの準備において時間がかかった。
- 食料を雪の中に浅く埋めてしまったため、小動物に食べられた。
- 事前の登山届の提出ができていなかった。
【改善】
- 事前にある程度の準備をしておくことで時間を短縮する。
- 冬季中の食糧管理はより一層の注意を払う。
- サブリーダーは登山届を事前に準備・提出しておく。
<行動日程>
文責3回生I
5月3日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
12:13 |
室堂登山口出発 |
|
13:00 |
雷鳥沢キャンプ場・行動終了 |
0:47 |
19:30 |
就寝 |
0:10 |
5月4日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
6:30 |
雷鳥沢キャンプ場BC 出発 |
|
7:00 |
ダウン1 |
0:30 |
7:10 |
同上・出発 |
0:10 |
8:00 |
ダウン2 |
0:50 |
8:10 |
同上・出発 |
0:10 |
8:45 |
剣御前小屋・ダウン3 |
0:35 |
9:00 |
同上・出発 |
0:10 |
9:15 |
剣御前・ダウン4 |
0:15 |
9:30 |
同上・出発 |
0:15 |
10:30 |
別山・ダウン5 |
1:00 |
11:00 |
同上・出発 |
0:30 |
11:25 |
剣御前小屋・ダウン6 |
0:25 |
11:35 |
同上・出発 |
0:10 |
12:30 |
剣御前-雷鳥沢BC間の斜面で雪上訓練 |
0:55 |
14:00 |
雷鳥沢BC着・行動終了 |
1:30 |
19:00 |
就寝 |
|
5月5日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
6:00 |
雷鳥沢BC口出発 |
|
7:00 |
一乗越・ダウン1 |
1:00 |
7:10 |
同上・出発 |
0:10 |
8:15 |
雄山山頂・ダウン2 |
1:05 |
8:45 |
同上・出発 |
0:30 |
10:00 |
室堂・ダウン3 |
1:15 |
10:10 |
同上・出発 |
0:10 |
10:45 |
雷鳥沢BC・BC撤収 |
0:53 |
12:00 |
同上・出発 |
1:15 |
12:56 |
室堂 着・行動終了 |
0:56 |
<装備報告>
文責:3回生N
カートを2台使用した。
その他、団体装備の破損はなかった。
<衛生装備>
文責:3回生N
消費、破損した装備はなかった。
<食糧報告>
文責:3回生N
3日(火)の夜は米と肉を食べた。しかし、米炊きに失敗してしまった。ヘッドの火力調整が原因であると考えられる。
4日(水)の朝は棒ラーメンを食べた。湯の沸騰に時間を要し、結果的には沸騰していない状態でラーメンを茹でた。そのため、満足できるラーメンとはならなかったが、各自適切な食事をとることができた。
4日(水)の夜であるが、3日(火)の深夜に何らかの小動物によってテント横の雪中に埋めていたぺミカンが食い散らかされていた。そのため、各自持参した予備食を使用した。今後の課題として、ぺミカンは小動物に発見されにくい場所に埋めるべきである。
5日(木)の朝は棒ラーメンを食べた。にんにくが余っていたため使用したところ、非常に美味しいラーメンが完成した。
3日間を振り返り、食当が成功したのは5日(木)の朝の1回きりであった。食事はその後の活動に大きな影響を与えるため、食当を成功させることが重要である。