暫定版:関西大学体育会ワンダーフォーゲル部活動報告

登山、自転車、積雪期登山などを中心とした活動を実施してます。

2022年度 赤岳偵察報告(写真追加)

2023-03-21 12:57:52 | 現役活動報告

2022年度 赤岳偵察報告

IN 八ヶ岳

<活動細目>

名称:2022年度赤岳偵察

目的:コース偵察の実施(雪崩・滑落・遭難危険個所の把握)

期間:2022年 11月20日(日)

山域:八ヶ岳(赤岳)

形式:1パーティー

集合: 11月20日赤岳山荘5:00→3:30

出発: 11月20日赤岳山荘5:00→7:00

解散: 11月 20日赤岳山荘16:00→14:30

<費用>

食費、雑費→トイレチップ500円、事故対策金

<地図>

25000分の1地形図 八ヶ岳西部

<大阪本部>

3回生S

<参加者名簿>

3回生Y:PL・SL食糧・衛生・気象・装備

A(OBオブザーバー)

<行動日程>

赤岳山荘(集合・体操・入山連絡)7:00

→南沢コース→1950m8:40~45→行者小屋9:10~20

地蔵尾根急登トラバース箇所ではピッケルアイゼンに神経を集中させせながら通過

→地蔵尾根10:00~10:05→地蔵の頭10:30

→赤岳展望荘10:35~40→赤岳・赤岳頂上山荘11:20~25

 

確実に一歩一歩慎重に下る。

浮石によるバランス崩し、氷などでのスリップ等の危険予測も必要

 

 

→文三郎尾根→文三郎尾根分岐

 

→行者小屋12:50~55

→南沢コース→赤岳山荘14:36(下山連絡)

コースタイム7:40→7:36

<電波状況>

道中にて実際の電波状況の確認も実施した。

ドコモ

地蔵尾根○、赤岳展望荘電波○、赤岳山頂電波○、行者小屋電波○

<装備報告>

手袋インナーが必要だったと思う。

予備補助ザイルを持って行ったが使わなかった。アイゼン歩行では斜度の高い岩場の上り下りで滑落しないようにさらに訓練が必要。稜線での凍傷も考慮する必要があった。

道中では使用しなかったが帰宅後サングラス紛失に気付く。

<気象報告>

7:00赤岳山荘

曇り/0度/風力1/層積雲/雲量7/風向/東南東/雲向/北東/雪なし

9:00行者小屋

雪/-2度/風力2/層積雲/雲量9/風向/東南東/雲向/北東/新雪数センチ

10:30地蔵の頭

曇り/-4度/風力3/層積雲/雲量6/風向/東南東/雲向/北東/ほぼ溶けた残雪の上に新雪数センチ

11:20赤岳山頂

曇り/-7度/風力5/層積雲/雲量6/風向/西/雲向/東/ほぼ溶けた残雪の上に新雪数センチ

12:50行者小屋

曇り/0度/風力2/層積雲/雲量8/風向/東南東/雲向/北東/新雪数センチ

14:30赤岳山荘

曇り/4度/風力1/層積雲/雲量9/風向/東南東/雲向/北東/雪なし

気象

南寄りの風が強く雲が多かった。気温低下に伴い降雪もあったが激しい降り方ではなかったのが幸いであった。

 

<SL総括>

文責:3回生Y

 今回の偵察から、赤岳山頂を目指すためのルートについて地蔵尾根は登り・下りのルートに適していると感じた。また、文三郎尾根は山頂直下の岩場の急斜面は高度なアイゼンピッケル技術が必要であると感じた。しかし、上りに関しては標高2750m地点までは地蔵尾根と比較し緩やかな登りであり、また、技術不足や悪条件による赤岳撤退においても目標を中岳や阿弥陀岳に臨機応変に変更できることが強みだと感じた。両ルートとも急登付近では鎖が設置しているのでセルフビレイによる確保は可能であった。今後の班の進捗具合で赤岳へのルートを決定することが重要だと考える。

<食料報告>

スピードを求められる冬期登山において休憩中にだらだらと飲食するのはリスクを増大させる行為である。しかし、きちんとした水分カロリー補給も必須。素早くとりだせる位置に入れるなどの工夫が必要。

<衛生報告>

靴擦れ防止のため、靴擦れ防止用にパッドを貼ったが靴擦れができてしまった.

靴擦れした状態ではアイゼン歩行も患部をかばうような歩行になってしまう可能性がある、靴擦れ対策の改善が必要

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