春期合宿報告書
文責:PL3回生M
<PL総括>
1650m地点でコンプレッションテストを実施した後、雪崩発生時の規模を勘案して撤退判断を下した。未練もあるが、その分、来年度の成功を心より願っている。
監督コーチ会・OBOG会をはじめとする関係者のみなさまにつきましては、日頃より多くの助言と支援をいただき、深く感謝しております。みなさまの暖かいご後援のおかげで今年度の活動を無事に終えられましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。
<気象>
3月9日:出発を一日遅らせた
3月10日:入山日
前日9日は冬型の気圧配置となり、白馬村では大雪警報が発表されていた。翌10日時点でも、気象台から白馬村に対して大雪注意報・なだれ注意報が発表されていた。
現地でのコンプレッションテストによって、雪面の新雪の層(70cm)の下に一つ目の弱層、さらにその50cm下には二つ目の弱層が観測された。気温は比較的暖かく雪崩コンディションは警戒レベルであった。自然園の一帯は樹林帯ではあるものの、鵯峰方面からの雪崩が十分に考えられた。