禅の根本道場の永平寺では白山の御水を御神水としてお祀りしています。
こんにちは。狙われる私たちの郷土シリーズ~美しき水の国~5は「三菱財閥創始者が愛した禅寺 大本山永平寺」から掲載したいと思います。北陸地方の福井県に永平寺と云う寺院が御座います。曹洞宗の二大本山として,若き雲水さんの修行の場であります。
御存知の方も多いと思います。
私が初めて永平寺さんへ参拝させて頂いたのは仕事の関係でしたが,とても興味深かったのが「掃除」と「水祀り」でした。
山門受付で拝観の申し込むと,若い雲水さんが禅宗独特の七堂伽藍を案内して下さいます。その案内の中で雲水さんが「雲水はトイレや欲場では絶対に言葉をしゃべりません」と言われます。それは,水を穢すことを畏れているからです。古神道でも水を汚すことは絶対禁止行為なのです。禅の根本道場では霊峰白山の御水を「御神水」として大切にお祀りしております。
私にとっては,白山は虹の山なのです。水の聖地(山)とも言われていますが,今後,少子高齢化と経済の一極集中による過疎地域の若者の人口減少によって実家をお守りする若者が減っています。そして,空き家が激増して来ております。行政も空き家の利用を促進しようと様々な自治体で試行錯誤を繰り返しています。すべての事柄は密接に関係し連動していますから,白山周辺の土地が外国人に買収されて行くことがないように祈念します。日本の大地で北陸地方ほど天の恵みと地の恵みがある場所は存在しません。
農業の衰退は必ずや国家の衰退につながります。
以下の記事は「2016.6.30」に掲載したものです。
お寺続きで恐縮です。今日は,福井県にある禅の里である永平寺を記事にしたいと思います。
突然ですが,三菱財閥の創始者は御存知のとおり岩崎弥太郎さんです。その岩崎弥太郎さんが愛した禅寺があるのを御存知でしょうか?それが,福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗大本山永平寺と云う禅寺です。永平寺のことはテレビで見たり,話を聞いたり知っていると云う方は多いと思いますが,岩崎弥太郎さんと永平寺の関係を知っている方は,とても少ないです。
実際に,私の知り合いの曹洞宗のご住職さんでも知りませんでした。少し,永平寺さんのご紹介をしますと永平寺は曹洞宗の大本山で,神奈川県の総持寺さんと並んで曹洞宗の2大「大本山」として若き雲水さんたちの禅の修行の根本道場となっております。受付で寺施設の拝観を申し込みますと,伝承部と云う部署から若い雲水さんが参拝者の下へやって来ます。その雲水さんの役割は,参拝者をご案内し,それぞれの伽藍施設の説明をする役割を担っております。慣れていない雲水さんは口ごもったり,噛んだり,言葉が出てこなかったりと直ぐにわかります。ここにも禅僧として大切な修行のひとつが秘められているようです。
見ず知らずの人へ伝える御役を担うのです。つまり,自分がきちんと理解していなければ,正しく相手に伝えることができない。それには,自分みずからが積極的に相手に分かって貰う為にはどうすれば良いかを学ぶ修行のひとつではないかと考えます。話をすることで,自分自身もさらに理解が深まる。企業の研修なんかでも取り入れていますね。商品の説明や会社の説明などでも。
ちなみに,余談ですが禅の精神を会社の社是や創業者スピリットにされている著名な経営者も多いです。
松下幸之助さんもその内の一人でありました。アップルコンピューターの創業者もそうですね。ビルゲイツさんも。
そして本題ですが,岩崎弥太郎さんが愛した永平寺との関係はただの宗教上の理由だけではないのです。
それも三菱財閥の根幹に関わる重大なことと同時に三菱を世界的な企業にするために大きな野望がこの永平寺にあります。そして,今でも存在します。ひとつのヒントとなる事柄で云うと東京都港区「芝公園」と関係するのですが,三菱財閥の岩崎弥太郎さんがなぜ,わざわざ福井県の永平寺をそこまで愛したか?永平寺の伽藍施設は七堂伽藍と云ってそれぞれ重要な無くてはならない伽藍ですが,その七堂伽藍の中心にある仏殿と云う伽藍に岩崎弥太郎さんの御霊をお祀りしております。
その理由は,この仏殿を再建する際に,岩崎弥太郎さんがお一人で私財を投じ再建されたようです。つまり,お寺の本堂を一人の檀家さんだけで建てるような感じです。そこまでして,岩崎弥太郎さんが愛して止まなかった永平寺は素晴らしい禅の根本道場です。
そして,古神道の私としては,他にも触れて置きたい場所が,この永平寺さんにはあります。それは,白山から流れ出る御神水をお祀りしていると云うことです。御存知のとおり,白山は日本の三大霊山(霊峰)として,太古の昔から信仰の山として崇敬されてきた霊山ですが,白山はとても水がきれいなことで全国的にも有名です。永平寺でも白山から流れ出る水を御神水としてお祀りされている様子に,永平寺は神仏習合以前の形を今に伝えている寺院だあると確信致しました。拝
曹洞宗 大本山永平寺(禅の里まちづくり実行委員会HP)
http://zen-eiheiji.jp/eiheiji/
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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。
私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。
又,人はそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。
それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。
そしてまた日本人の本当の性質を勇気を以て再び伝え広めて行きたいです。
そのことが日本を取り戻し,日本人としての誇りを取り戻す真の意味だと考えます。
観世音菩薩とともに。花咲 あさひ 拝