斑爾里(カルガリー)ちゃんねる

平和ボケのただの日本人が、中央アジアのネタと、日本に残る遊牧遺構の記事など書いた。

シクヴァルキ(脂かす入り蕎麦粥)

2021年07月25日 | グルメ

蕎麦の実を頂きました。これは炊飯器に入れて食べるのもいいけど、手がかかったやりかたで調理して食べてみようかと思って、蕎麦粥を作りました。

そういえばロシアあたりでは蕎麦の実を当たり前のように食べていると、あしやさん(ロシア人You Tuber)が言ってたような気がします。

作ってみた!

「脂かすが入った蕎麦の実:ノスタルジックなソビエト時代のカーシャ」というのがとても美味しそうだったんですね

レシピはロシアビヨンドのサイトから

 

〈材料〉

蕎麦の実 200g

水 400g

塩 

玉ねぎ 1個

塩漬け豚バラ肉 150g

キノコ(このレシピではヒラタケを使う) 150g

うずら卵 10個

ネギ

 

〈作り方〉

1.まずは蕎麦の実を作る。蕎麦の実を煮るときはその2倍の水を使う(そばの実と水の比率が1:2)

使う鍋は厚めで丸い底のものが良い。火がまんべんなく伝わり、焦げ付くリスクが少ない。

水・蕎麦の実・塩ひとつまみを鍋に加え、蓋をする。中火-強火にかけ、沸騰したら、3分ほど煮る

 

2.水がふつふつする位の弱火にし、ほぼ水がなくなるまで15分ほど煮る。

火を止め、蓋をしたまま5分ほど置く。

 

*蕎麦の実の調理をするときのポイントはここで蒸すこと。おいしいカーシャを作るには、ただ置いておいて出来るだけゆっくり攪拌すること。

ポイント1 そばの実は乾燥したものを使うこと

ポイント2 そばの実には必要以上に触れないこと

火にかけてる間はかき混ぜない。調理の途中で水を加えない

 

3.最後に豚バラ肉を小さな角切りにし、フライパンに入れ、弱火から中火にかける。余分な油をとり除いたら、小金に色づき、カリカリするまで炒める。

4.豚バラ肉を炒めている間にうずら卵をゆでる。うずら卵を水の入った鍋に入れ、ゆっくり沸騰させ、沸騰してから5分ゆでる。

 

*ゆで上がったら、卵を冷水の入ったボウルに入れる。温度を急激に下げることで殻の中で卵が縮むため、殻がむきやすくなる。

 

5.玉ねぎとヒラタケを同じ大きさの角切りにし、豚バラ肉を炒めたときの油を使って順に炒めていく。

6.玉ねぎは黄金色になるまで炒め、フライパンから取り出し、置いておく。同じフライパンを温め、ヒラタケを加える。

このときヒラタケをフライパンいっぱいに広げないようにする。こうすることで、ヒラタケが水分を失わず、美しいカラメル色になる。

ヒラタケが出来上がったら、玉ねぎと一緒に置いておく。

7.油をしいたフライパンを強火で熱する。そばの実を加え、表面がカリカリするまで炒める。豚バラ肉、玉ねぎ、ヒラタケを加えて、温かくなるまで全体に混ぜる。塩胡椒で味を整えるのをお忘れなく。

8.すべて揃ったら、お皿に盛り付け、おろしたうずら卵とみじん切りのネギで飾れば、出来上がり。


ロシアビヨンドのレシピと注意書きにほぼ忠実に作りましたが、玉子に関しては鶏卵を使用し、ゆで玉子状態のまま食べたかったのです。

シクヴァルキ(脂かす入り蕎麦粥)の香りが、どこか懐かしかった。

幼少時の頃にお母さんが作ってくれたオカズ

みたいな感じの香り。

味も香りと同じで、とても懐かしい味がしました。

カルガリーたんはロシア人なんか??

顔は誰がどう見ても東洋人で、ほかの東洋人(中国人韓国人その他)からみたら典型的なにっぽん人って言われますが、

カルガリーたんの内なるロシア人が、シクヴァルキをめちゃめちゃ懐かしがるT T

 

北海道産そばの実は、まろやかでえぐみが少なく、米と一緒に炊いて食べるのに向いているらしいので、蕎麦粥としてはクセが足らないと思いました。(やっぱカルガリーたんはロシア人か?!)

何かクセ的なものが欲しい!

っつうんで、亜麻仁油をシクヴァルキの上にかけて混ぜました。

産地はだいぶアレだけど、亜麻仁油が足されるとシクヴァルキの旨みが増し増しになります。

相性抜群!!!

亜麻仁の原産地は中央アジアなので、ロシアや中央アジアなどでは普通に使われているらしいのですが、どう使われているのかとても気になります。

亜麻仁油という油の状態で、熱を入れると効果がなくなるから調理済みのものにぶっかけるようにと言われているので、ロシア料理や中央アジア料理的なものの出来上がったものの上にかけると相性抜群だと思います。

海老名駅のビナガーデンの成城石井にロシア産のアマニオイルが売ってたので、これが使い終わったら買います。

ということで、ではまた

パカパカ☆彡

 

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プロフ(中央アジア原産のピラフ)

2021年07月21日 | グルメ

ピラフの原産は中央アジアである。

トルコ、ペルシャ、ウズベキスタンあたりから始まり人々の交流によって少しずつ広まり、世界中に広まっていったようです。インドではプラオ、イランではポロウ、ウイグルではポロとよばれ、ウズベキスタンではパロフ、プロフ、オシュなどと呼ばれていますが、プロフは実はロシア語のようです。

カルガリーたんは、はじめにこの料理の情報に出会ったときにロシア語である「プロフ」の方が馴染みのよびかたなので以下プロフと呼びます

一週間ほど前の夕飯にこれを作って食べてみました。プロフの素のいうとおり作ったら全然油濃くなかった。本場の作り方は全然違うなーと感動しました。いろんな人のレシピを試したけどこれが一番美味しかった。プロフの素が美味しかったっていうのが大きいのかと思われます。

具材の味が引き立ってました。

左のゴハン料理がいわゆるプロフ。銀座赤の広場(ロシア食品専門店 "Victoria Shop" )で購入したプロフの素を使用して作った

↓のいうとおりに作ったった

読みにくいので書き写します

〈本格的プロフの作り方〉

材料(4-5人分):お好みの肉0.5-1kg(羊肉、豚肉、牛肉、鶏肉)

本品 大 1-2

植物油 200g

レーズン 1カップ

玉ねぎ 5-6個

にんじん 1kg

米 1kg

にんにく 1株

塩 適量


1. 厚手の鍋に油を熱し、玉ねぎ1個を揚げ焼きにします。きつね色になったら取り出しておきます。

2. 同じ鍋でひと口大に切った肉、みじん切りの玉ねぎ、細切りにしたにんじんを中火で炒め、蓋を閉めて30-40分蒸し煮にします。

3. 2の鍋に塩、本品大1-2とレーズンを加え軽くかき混ぜ、洗った米を上からのせます。コメの表面から1-1.5cm上になるように水を注ぎます。

4. コメに均一に火が通るようにやさしくかき混ぜます。(肉と野菜の屑までかき混ぜないように)

5. ところどころ油脂分がぶくぶくと沸騰してきたら、皮をむいたにんにくを加えます。本場ではこのとき菜箸を垂直にさして数か所に蒸気の抜け道を作ります。

6.蓋を閉め、完全に油脂分が蒸発したようになるまで弱火で炊きます。(約30分)

7.火を止め蓋をしたまま15-30分蒸らします。


素のなかみは、コリアンダー 海水塩 パプリカ クミン バーベリー ニンニク 赤唐辛子 ターメリック


内陸アジア料理の割には海水塩っていうのが意外だった。カルガリーたんが中央アジア料理作るときはそれを意識して岩塩でやってたのに。

これのゆうとおりっつっても、米や野菜の量についてはいう事をききませんでした

米は3合。具がすべて被る適度な厚みのある米の量 鍋ではなくフライパン調理

人参や玉ねぎは米3合でほどほどにある程度、肉はイオンモールのスーパーで仔羊ラムが手に入ったのでそれを使用

レーズンはカルドゥーで購入したレーズン

産地は米国産でちょっとアレだけど、プロフの味に支障は無かった。仔羊ラムの産地もオーストラリアでアレだけどくさみもそんなにありませんでした。

日本に入ってくる小麦粉や畜産物などは欧米諸国からの輸入ばっかで、アレやと思いますね。ラムの産地くらいモンゴル産やカザフ産があっても良いのかと思いました。

アレとゆうのは、輸送コストがかかり過ぎる... ベストは全て国産だが輸入に頼らなきゃいけないってなると、輸送コスト等考慮して大陸産(この意味の大陸:カルガリーたんが言うただの「大陸」は全てユーラシア大陸を意味する。)大陸産にしたほうがよいのでは?と思います。

大麦や小麦の麦関係も米大陸や英語圏国家に依存し過ぎている.... これもベストはやっぱ全て国産がよいが、米大陸産よかは、中国産、ロシア産、カザフ産などのほうが好ましい。

国際関係とか色々フクザツで簡単には日本の思い通りにはならないんだろうけど...

物流や人的交流は世界情勢によって分断されている。カルガリーたんが個人的に思っている事だが、日本は大陸に寄るべきだと思います。

英語圏、とりわけ北米大陸依存が過ぎることをあまり好ましいとは思っていません。

この場で書くのは違うかもと思うので割愛しますが、米大陸って日本から遠すぎるやん、どっちかの夜は昼間。なんか...不自然なつきあい?

 

関係ない事をかいてしまいました。

ひとが書く説明は本当に解りやすい。こんな表現の仕方もあるんだと勉強になりました。

という事で、ご清読ありがとうございました。

パカパカ

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ラグマン(汁あり)のレシピ

2021年07月13日 | グルメ

ラグマン(汁あり)きし麺のレシピ

《材料》2人前

牛肉 (羊肉) 120g

じゃがいも 1個

にんじん 1/2個

玉ねぎ 1/2個

トマト 1個

ピーマン 1個

ナス 1本

赤カブ(あればよい)1/2個

水 600cc

きし麺 2人前

刻んだネギ 適量

油 大匙3杯

ニンニク 4粒

トマトペースト(トマトジュースでもよい) 大匙3杯

クミン 小匙1杯

塩 小匙1杯

胡椒 適量

 

《作り方》

1.牛肉(羊肉)、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、トマト、ピーマン、ナス、赤カブを適当な大きさに切り、ネギを刻み、ニンニク4粒をすりおろす。

2.牛肉(羊肉)に塩をふり味をつける。

3.フライパンに油を敷き、ニンニクを炒め、牛肉(羊肉)を炒め、火が通ったら皿などに入れてよける。

4.じゃがいも・にんじん・玉ねぎを炒める。玉ねぎが飴色になったら、トマト、ピーマン、ナス、赤カブを炒める

5.野菜類と牛肉(羊肉)を合わせて炒め、胡椒とクミンで味をつける

6.600ccの水を沸騰させ、きし麺をゆでる

7.ゆでた湯は捨てずそのままスープとして使用する。きし麺を皿などによけ、トマトペーストで湯に色をつける

8.トマト色になったスープにきし麺を戻し、炒めた肉、野菜を上に載せて出来上がり☆彡


という事でいつもブログ書くのがこんな時間になるのがしんどい

昼夜逆転したやつかと思われてもしょうがない

ラグマンの写真が雑ですみません。初めて汁ありラグマンを作ったので、家で普通に蕎麦とかに使ってる器です。

ラグマンという異国情緒溢れる名前ですが、麺がきし麺なせいかあまり違和感がありません。

次回作る機会があれば、小麦粉から作ってみたいです。

 

赤カブは、季節によっては手に入らないかもしれません。

ということでパカパカ

 

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