中央アジアに興味を持ったのはニワカです。
何で中央アジア?と疑問に思うかもしれません。
コロナ禍がきっかけで執着という価値観から、ノマド的な柔軟な生き方に世の中の価値観が変化して、それに対応すべきだと思い知らされて、遊牧民に興味を持ち始めた。ってのは大きな理由です。
それとは別にもうひとつ。インスタ。
今年の4月ぐらいに、インスタの検索のページでマヌルネコの写真に出会った事。
あまりに美猫だったので、つい開いてしまった。
マヌルネコの撮られた場所は“カルガリー”
垢の名前はここから来ている。
マヌルネコの写真とカルガリーという地名がしっくり来過ぎて、マヌルネコのいるべき本来の場所だと、ネコ自身が訴えかけているようだった。
その撮影者はカルガリー動物園という所で雪彪や色んな動物、カルガリーの街、その近郊、冬景色などをupしている。
冬景色は素晴らしくて、見入ってしまう。フォローしたら、他の関連のアカウントが現れてそれもフォロー。
カルガリーは雄大な山脈からそんなに遠くはない。広大なステップ地帯のど真ん中に作られた近代都市。
そして寒冷地である。雪山とタイガ樹林とステップと湖沼が好きなので、このあたりの写真は一日中見ていられた。
カルガリーは大都市だがその近郊や同じ州の別の所は田舎だった。
郊外と田舎の空間利用の仕方というか、人工的な部分… 真っ直ぐな道や、宅地と穀倉地帯の位置関係、周辺に置いてある建物、区画etc…
自分の心の原風景って言っていいのかわからんけど、似たところが実在していると思った。
カルガリーって何処だろう?と思ってググろうとしたが、ググッて知ってしまうと深入りしてしまう。原風景とも思える力強い所なので深入りして下手したら一生それに振り回されてしまうのではないか?という怖さもあった。
でも気になる。ググらずに、自分で推理して大まかな位置や国を特定しようと思って、勝手に場所当てゲームを始めた。
でも大体見当はうすうすついていた。
“カルガリー”という地名から、これはテュルク系言語の地名ではないか??
それにマヌルネコ。
色々憶測などを重ねて重ねて、アバウトに国と場所を特定。山脈はアルタイ山脈。ステップはカザフステップ。緯度はおおよそ北緯50度前後。
オーロラが出る事もある。何の天変地異か?近年はユーラシア大陸の北緯50ぐらいでもオーロラが見られることが多くなったとか。
カルガリーは、カザフスタンの北東部にある経済特区である!断定出来ないけど。
もうひとつのシルクロード”草原の道“”ステップロード“”アイアンロード“とも言う道とばっちりかぶる!
とは言っても未だに「カルガリー」という名前ド直球で検索をしていない。
アルタイ山脈が見えるステップは古くは、突厥の故郷といわれている。カルガリーは紛れもなく「突厥の故郷」だと思う。
カルガリーを起点にインスタや、Youtubeで貨物動画や4Kなどを色々見ていくうちにこの国の色々な地名を覚えた。カルガリーと○○は同じ国だと確信出来る所が増える。そのうちにアルマトゥイまで辿り着いてしまう。
*突厥(とっけつ):トルコ系遊牧民
カザフスタンという所はカルガリー郊外に限らず、郊外や地方の人工的な部分は全土的にどこも似たようなものであった。この国の中身や社会がどんなものか全然知らんし、行った事ないし、住んだ事ないし、国民気質は多分私とは全然違うと思うが、ダウンタウンを除いた郊外など、私の心の原風景が実在しているように見えた。
そんなんで、カザフスタンに思い入れが出来た。
それともうひとつ、カザフとは関係なく日本のそこらへんでもなんとなく中央アジア北部の風を感じる、ピンとくるとこがある。
例えば相模線沿線の穀倉地帯。相模原市新磯野の一画。同市の麻溝台のある通り沿いなどは、ふとここ中央アジア(大陸の内陸)っぽいとよぎる時がある。木造で形が特殊なアパートがあるが、これも、中央アジアか内陸の人間が建てそうな様式。
とよぎる事があったし…
それらは、私が遊牧世界やカルガリー・カザフスタンと出会う前
から存在していた直感的なものだった。
潜在意識に中央アジア北部というものが存在してるのか。
私にそんな一面があるとは認めたくはなかった。蒙古斑(仮)をモンゴル人だと認めたくないのと似ていた。
中央アジアや大陸なんて、私のキャラにない。
だって私は生粋の日本人、日本生まれ日本育ち。性格もノーが言えない、物事をはっきりと言えない、怒れない、おっとりしてる、おとなしくてきまじめなおんなのこ。大陸とは異質なもの… まず。住んだことないし。
もう一つ中央アジア北部の風を非常に強く感じるものがある。
Age FactoryのRIVERって曲
これは曲調がどことなくせつない上に、歌い手の声といい、寒風吹荒ぶ夜の草原のようである。
この曲もビビっときた。
どうやら私は夜の草原を感じるものにビビっと来るようだった。これのPVは穀倉地帯とも草原とも夜とも無関係な、大都会の東京湾付近。
これは相模線沿線で聞くと幸せな気分になる。
中央アジア北部草原のど真ん中にいるような、せつない感覚の絶頂。
最後の「孤独であれ….」のしめは、孤独なディアスポラだが、実はお前は独りではない…遥かムコウに家族・兄弟・幼馴染がいる。というふうにきこえる。
これのどこが中央アジア北部なんだか、全く繋がりがわからんが、大陸の風を強く感じる。
Age Factoryは北部トルキスタンの草原でインスピレーション受けたんか?と思う。こんな曲どうやって何を考えて作ったんだろうと思う。
この曲全てが遊牧世界の無常を言ってるようにしか聞こえん。
原風景に似た世界が実在しているとなると、日本ではないのだとしたら、アジアであるべき!!
広大な世界なのでユーラシア大陸であるべき!!
なぜならば私は東洋人であるから。
絶対に大陸である事は譲れない。死守すべきだと思った。
という事でパカパカ〜