犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

こんちゃんがオレコを噛んだ夜。

2016年02月10日 | おせわがかり日誌


こんちゃんが夜な夜な暴れる
家族全員で夜の散歩から帰宅したときに多くみられる
昨日なんかこうだった。

お父さんが久しぶり(4日ぶりかな)に帰ってきて
それ自体がとてもうれしかったのかもしれないし
みんなでお散歩に行くのがとても久しぶりだったからかもしれない




外に出た時「これ以上は振れません」というくらいに、
おしりごとシッポを振り、おかげでちょっとおしりが宙に浮くかんじに。
これ、ながく留守番したあとなんかたまになるけど、
みんなでお散歩に行けるときもよくなる(うちはこんちゃんだけ)。
散歩のときはいつもと特に変わらない。おしごとをしっかりして、帰宅。


いつもオレコに遠慮がちなこんちゃんなんだけど、夜の散歩から帰るときは違う、
「わしが一番じゃ」と扉に張り付き、振り返って偉そうに「はよあけい」という。
オレコはいやそうーな顔をして先を譲り、お父さんの近くにいる。




扉の鍵を開けると、一目散に走って行って、リビングで仁王立ち。
偉そうに「セコムがうるさい」と(モニターと私を交互に見ながら目で)いう。
解除するとひざやふくらはぎにかみついて「わしの足を洗え」と威張る。
通常、オレコとお父さんがあとからやってきて、先に足を洗うのだけど、
いつもなら自分の部屋に引っ込むところ、昨日はお父さんのひざに(甘)噛みついた。
それでもふたり(オレコ&おとうさん)は先に足を洗いに行ってしまい、
おもしろくないこんちゃんは、どどどーっと家中を走り回る。
そして御風呂場から出てきたオレコの背中に走りながらかみつき(実際は噛めていない)、
バタバタしているところを捕まって、お風呂場につれて行かれた(私に)。




オレコに噛みついた(実際は甘噛み)のは初めてだし、
本当は「あ!しまった」って、思ってるのかもしれないけれど。
でも噛みついたときは荒ぶる小熊(もしくは小さいオオカミ)そのもので、
表情には「後悔」も「あわてふためき」も「やっちまった」感もゼロだった。
幸いにして、オレコは夕食前で気持ちがそちらに集中していたので、
まったく相手にせず、なーんにも問題は起こらなかった。
のだけど、私としてはちょっと焦った。
こんなこと今までなかったんだがなあ。




いや暴れることはあったし、興奮したり、楽しくなると、かみつくのもあったけど。
部屋をめちゃめちゃにするくらい走り回るのとか、それはいつものことなんだけれど。
オレコやお父さんに「噛む(甘噛みだけど)」なんてなかったのに、どうしちゃったんだろう。
いよいよボケ始めたのかなあ・・・とちょっと落ち込み「老犬」「ボケ?」「散歩のあと」「興奮」でググってみたら・・・


散歩(遊びの)後の興奮
興奮すると、走る回るが止まりません。


こんちゃんの興奮の特徴を調べるとがどれも子犬だった。・・・て、子犬かー。
しかも柴が多かった。むーん。こんちゃんはもしかしてまだ子犬なのか?


こんちゃんの首元のだぶだぶを見ると、若いころは今よりがっしりずっしりタイプだったようだ。
なぜ去勢されたのかちょっと?だったんだけど、もしかしたら、子犬時代から落ち着きがなくて、興奮しやすかったのかも。
なんだけど不思議なくらい鳴かないし、大抵において、ものわかりがいいので、しつけも厳しかったんだろうな、と思う。
なでようとすると、かたく目をつぶって、「びく!」とするし。しつけと暴力の混ざったタイプで叱られたんだろうかなあ。
それにしても昨日の暴れっぷりはすごかった。




オレコとこんちゃんの歯磨きをしていると、歯やアゴの違いに驚く。
口の中の広さもオレコが2倍はありそうだ。
こんちゃんは犬族のなかでもっともオオカミ族と遺伝子が似ている柴犬なのに、
おくちはとーても小さいし、歯もあごも小さい。(年よりですり減っているというのもある)
要するに本気出せばオレコはこんちゃんをかみ殺せるくらいの実力がある。
歯だけでなく体重(パワー)もそう。


オレコの猛犬スイッチが入ればこんちゃんをやっつけるなんてたやすい。
そしてオレコはこんちゃんが好きじゃない。でもこんちゃんを傷つけたことは一度だってない。
もしかしたらとっくのとうに家族として認識しているのかな、お互いに。


だからこんちゃんもついオレコを甘噛みしたのかな。
そんなかたちで甘えてるのかな?

そして私今夜はお尻を噛まれました。
暴れん坊将軍めー