犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

泊まりにいきたい。

2016年02月16日 | おせわがかり日誌


ある日、留守番電話にかわいいメッセージが入っていた。

「おばたん、おはよう、またね・・・(受話器から離れていく足音とともに)えー!おばたん、おとまりいきたいは~?」

声の主は5歳の姪っ子。要約すると、

「お泊りに行きたい、っていいたかったのに、ごあいさつだけなの?いわなくていいの?」

ということのようである。




気が付いたのが遅かったのだが、すぐ折り返す。甥(兄7歳)が出た。

「あ?おばたん?(こっちがかけたのだがな)ぼくだけど、あのさ、○○ちゃんがね、そろそろお泊りに行きたいっていってるんだけど」

あーそうみたいだね、○○ちゃんから電話もらったんだけど、かわってくれる?

「うん、あのさ、それでね、ぼくは、もう、しょうがくせいになったから、おれこちゃんは、こわくなくなったから、ぼくもいく」

え?大丈夫なの?あんたいつもオレコに吠えられて泣いてるじゃない。オレコちゃんどこかやってよーって。

「うん、ぼく、もう、だいじょうぶ」

泣いてもオレコはどこへもやらないよ?○○ちゃんとは仲良しだから大丈夫だけど、あんたは無理じゃないかなあ?

「ぼく、もう、しょうがくせいだからさーーー(←全然信用できない)」

えー???ほんとにー???

「あのさ、それでさ、ぼく、そっちいったらさ、おすし、たべにいってもいいよ」

というやりとりのあとに、こどもたちの母親(妹)が出てきて、
これこれこうで、ふたりとも春休みに泊まりに行きたいっていってるんだけど、大丈夫?と聞いてきた。
あー、まあ、多分、大丈夫だけどー、といいつつ、この段階では犬嫌いの甥を完全に信用していない私。




me「あの子(甥)本当にオレコのこと大丈夫だと思う?」
she「うん、そういってるけどねー」
me「でも無理じゃないのかな。また吠えられて泣くんじゃない?オレコちゃんどっかやってーって」
she「そうねえ、でも、○○ちゃんが一人で泊まりに行ったら、さみしいだろうっていうんだよね」
me「逆じゃないの?○○ちゃんはひとりでも大丈夫だと思うけど、自分がさびしいんじゃないの」
she「多分そう」
me「そうだよねー。前は僕はおばたんちには泊まらないって言ってたんだよ?○○ちゃんひとりで行けば?って」
she「そっちに行って○○ちゃんだけ楽しいことがいっぱいあると思ってくやしいんじゃないかな?」
me「まあ、うちは大丈夫だけど、××が怖がって泣いたり叫んだりしたらオレコは必ず吠えるから、××次第だね」
she「うーん怖いんじゃないかと思う。こっちではチワワも避けて歩いてるくらいだから。○○は平気なんだけど」
me「怖がらないから○○には吠えないもんね、オレコも」
she「うん、○○は、こんちゃんに会いたいんだって。犬が大好きだから」




ちなみに妹の家には猫が6匹いて、こどもたちは生まれたときから一緒だ。
なんだけど、ふたりともそんなに猫が好きというわけでもなく、下の子(姪)に至っては、犬が大好き。
甥っ子も最初は犬が好きだったんだけど、いつだったかオレコに野太く吠えられて以来、犬がダメ。


調整してお泊りできるようにするわー、と答えながら、
甥っ子が来るようなら(いや来ると思うが)、オレコどうしようかな、と悩み中。
去年の夏休みにふたりで来たときには、オレコだけ夫の実家に預かってもらったのだけど、
これからうちに泊まりに来ることが増えそうな予感なので、そろそろふたりには歩み寄ってもらいたいしなあ。
こんちゃんは姪っ子ととても仲良しだし、甥っ子も好きみたいなのでいいんだけど。
オットが仕事だと、おとなひとりにこども2+犬2は難しい。
そのうちのこどもと犬がとても仲が悪いと来たら・・・。




オレコに今から「来月小さい子たちが泊まりに来るから仲良くしようね」と言ってるけど、
甥っ子がきたとたんに、野太くバウバウ吠えるに違いないと確信している。むーん。悩むん。