伊集院静著「なぎさホテル」を読みました。
新聞広告の、なぎさホテルという題に目がとまりました。
逗子なぎさホテルに子供の頃泊まったような気がしたのです。
早速買って読みました。
面白かったです。
子供の頃、夏休みの家族旅行で泊まった記憶がありました。
ホテルの名前以外、ほとんど何も覚えていないのですが、
いわゆるホテルの朝食というものをここで始めて食べたように思います。
ふわふわのオムレツのベーコン添え、のような。
そして、終わりの方に出てくる系列ホテルの軽井沢のヴィラには、泊まった記憶がはっきりあります。
その時、なぎさホテルの系列だということも両親の言葉で知っていました。
もう、十代半ばだったのでしょう。
両親に聞いてみたところ、確かに宿泊したそうです。
本格的ホテルに泊まるのは、両親もはじめてで緊張していたと話していました。
著者は、１９７８年～１９８４年にこのホテルで暮らしたとありました。
我々が宿泊したのは、１９６０年代だったと思われますので、
著者と一つ屋根の下で過ごしたことは残念ながらなかったようです。
