今回は古墳時代のやや黄色を帯びた、鎬の入ったガラスの珠です。骨董市であてもなくぶらぶらしていたら骨董屋さんが親しげに声を掛けてきたんです。見知らぬ方でしたが、古い珠があるから譲ってやるよ、ということです。友達感覚での誘いでしたので、値段もあまり気にならない程度ですので、求めました。
問題はこの大きさですから、このままではちりぢりになって失われるだろうと心配して、ホームセンターで銀の鎖を求めてまとめました。古代ガラス珠が3連の銀のネックレスに変身いたしました。
古墳時代の珠は国産だそうです。( 「ガラスの道 由水常雄 中公文庫」) 以後、幕末明治までガラスの足跡は消える不思議な経過をたどります。