屏東
軍事郵便>中支派遣軍>陸軍航空勢力>航空兵団>徳川好敏航空兵団長 中将>第3飛行団>飛行8聯隊(屏東),飛行第14聯隊(嘉義)
見どころの多い軍事郵便でごさいます。まずこの葉書は軍事郵便専用の葉書であり、大連商工会議所の慰問団の製造と明記があります。検閲印もなかなか良くて、陸軍航空兵中尉であります。次に差出人ですが徳川部隊の所属であります。赤字で10/30着とありまして、中支派遣軍の存在から推定して昭和13年ではないかと。
徳川Who?。ではございませんですよ。徳川好敏中将でごあり、日本航空界のパイオニアです。当時の肩書は陸軍航空勢力のトップである臨時航空兵団司令官でございます。すなわち、航空兵団の司令部が中支那派遣軍の中にあったということでございます。なお、実際に中支で活動したのは航空兵団の中の第3飛行団であり、その構成は台湾にあった2個の航空聯隊でございました。