東京から大連(日本の領土である関東州)と新京(日本の属国である満州国)に行くのが基本の航空路となります。問題は中国の天津・北京行きですが、日本と支那(冀察政務委员会)の合弁で昭和13年に惠通航空という会社を作り、北京まで行くことができました(大連で惠通航空に乗り換えが必要)。この惠通航空は日本側に完全な主導権がありました。
朝鮮の新義州から奉天、新京、さらに奥の満州里には満洲航空路を利用する必要がありましたが、実際には赤字の急行便をご覧ください、京城から奉天上空を経由して新京にダイレクトに行けたようでございます。つまりは日本と満州国と中国の政治的な力関係がはっきりと航空路に表れていると思われます。
この絵葉書のポイントは惠通航空路と満州航空路の2つの航空路にでございます。
この御話しには全く関係ありませんが、少しずつ弥富億のディープな世界に入り始めましてございます。だれもヤフオクの広さと深さを知る者はおりません、不気味でございます。