これも大コレクターから頂いた画です。羽根箒は炭手前に用いる御品でしょうか、よく分かりません。茶碗は一部が緑色ですので織部釉と感じました、模様も判然としませんが、葦葉でしょう、彫込んでいるかもしれません。
分かる方がみればこの画の羽根箒と茶碗の組み合わせに深い意味があるのが分かるのかもしれませんが、当方には、無理、ムリです。ヤフオクによく見る定型の言いぐさに「分かる方、お願いします」の世界です。
この御品の時代は昭和の前期ころではないかと思いますが、現代に見られる画とあまりに違う世界があります。戦前までかろうじてあった日本の中国由来の伝統や趣味(硯、和紙、墨、筆、南画、漢詩、古書籍などの世界)は終戦と同時に跡形も無く失われてしまいました。