天気が崩れてきておりますので、皆様お風邪やインフルエンザなどにもお気をつけてお大事におすごしください。
さて、今日のお題は子供着物です。昭和の初め頃の物かと思います。古来、日本は子供を大切にしてきたお国柄がありました。明治初期に来日した外国人が日本は子供の天国であると驚いたことが多数の文献に残っています。
その流れでゆきますと、柄は兎柄ですので、兎はとても大切な絵柄であることが逆に言えるでしょう。丸紋のなかが波模様になっていますのも、兎文関連として見逃せません。綿入れですので、冬物でございます。骨董・古物の世界ではこども着物というジャンルが確実にございます。いろいろな分野を今後もご紹介しようと思っております。