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支那加刷切手 カテゴリー: 切手全般  No. 7

2015-05-23 17:28:20 | 切手全般

 日本は明治時代に中国の侵略の一環として、多数の郵便局を設けています。明治9年4月15日に上海に設置したのが手始めです。

 「支那」と加刷があるのは明治40年頃から現地通貨が下落しましたので、日本の切手を安い現地通貨で買い、日本に送り、高い日本円を獲得する、いわゆる為替差益を得る投機が盛んになりましたので、支那と加刷してこの投機を防止したのです。

 この切手は8銭の未使用の菊切手であります。下部に赤く「支那」と加刷されております。

 



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