民族の成熟度
今の日本は、金持ちの放蕩息子や甘えんぼう姫の治世であり、平安時代と大差は無かろう。
かつての大陸は経済的に巻き返しつつあっても、既にその大地から古き伝統の良い面は3分の2も喪われ、後進国だった倭国に、「工場」として広大な大地と民を使役されている。
士農工商の武士による治世は世界的に相変わらずで、思考しない筋肉は、知恵を持たずにやりたい放題だ。
武士の下にいる貴族たちは、武士らに多くを貢いでいるようだ。
民族の成熟度は統計されないが、極めて重大なリストと為りうる。漢字と道教と仏教と儒教で、東側の大陸に居る民族は、知恵に優れた民族として長い歴史を歩んで来たが武力は軽視され、その為か、武力で西洋民族に敗北した。
軽視された武力は、果たして今も重要だろうか?
暴力と化す武力は、民の生活の安定に、それほど役に立たないモノだと、長い歴史で悟ったのだ。
異民族による侵略で再び武力は脚光を浴びているが、やはり武力でもたらされるのは流血と死と病いで、武力で勝とうとする好戦的な民族に、頭を下げる苦しみは、知力で統治する比較的合理的な思考能力を備える成熟した民族には耐えられない屈辱だ。
それだけは「抗えない真実」だろう。
〈望玄Miharu=TogoKana日月緋彌冬月月衣雨のち苺路世汰明彌月炬呂拿千波らんらんてぃらかなさん秦語夏baobabbabyDebby東郷嘉奈意流花語霜郷呂望玄☆久泉東霜月彌千 筆。〉