冬のタントピア

朝方はそれ程でもなかったが、午後から少し寒く感じるようになってきた。堤防道路を走っていると、風も無いのに手足の指先がジンジンしだして、今晩は気温が下がるぞと、自律予告を出してきた。このまま行くと身体まで冷えそうなので、堤防道路を下りて、樹木に囲まれた中電へ通じる道路を走ることにした。そして、ついでだからと、物好きにも、その先のタントピアに寄ってみた。予想通り、お客さんは誰も居なくて静まり返っていた。広い庭園の景色は全てが枯れ葉色で、只々、寒そうだった。早々に引き上げようと電力館の前まで来た時、建物の外まで聞える音量で、クリスマスソングが聞こえて来た。中に入れば暖かいかもと覗いたら、受付のおねえさんが、一人だけのジジに向かって「いらっしゃいませと」と深々と頭を下げてくれた。慌ててジジも挨拶し、顔を上げた目の前は、クリスマスの飾り付けが華やかだった。中を一回りしようかと思ったが、がらんとした展示場は何となく辛気臭いので、サンタさんだけパチリと撮って、直ぐに退散した。本当は「綺麗なおねえさんも１枚」と、思ったが、今日位の寒さでも敏感に感じてしまう程、面の皮は薄いので・・・。


走行データ D:30.75 T:1.39.17 A:18.5 M:33.0 O:28502