「アリ→リス→スリッパ」と来て、ジジの順番になった。運転しながら、後のチャイルドシートに縛り付けた保育園児の孫と「しりとり」をしながら、ハッとした。「パ」と来れば、当然「パン」と言いそうになったが、声に出す前に口を押さえた。次に頭に浮かんだのが「パイン」で、これもダメ。さて困ったぞ。暫く間をおいて、「パイロット」を思い浮かべた時に、心優しい我孫が、助け舟を出してくれた。その言葉が「パンツ」だった。なーるほど。彼らは、毎日、ママからジュースをこぼしたり、味噌汁をこぼしたりするたびに「パンツを替えなさい」と言われているわけで、馴染の言葉が出てくるところが面白い。それにしても、日頃やり慣れないことは、頭が錆び付いてしまう。「老化を少しでも遅らせる為に、孫達とも遊ばねば」と、お泊りの最終日、車で孫を送りながらあらためて思った。ババが、正月３が日は、孫の家来みたいですねと笑ったが、それでも、その中に、思わぬ効用があるものだ。