「あのそば屋」は、相変わらず、ものすごく変。
ママらしき人と女性2人は、全員超無愛想で、一番下っぱさんは、超暗くて、
ママらしき人は、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」は絶対に言わないし、
注文を取るときも、ものすごく暗いし、
ここまでいくと、こだわりとしか思えないくらい。
食券をひっそり買って、暗い下っぱさんに渡すだけ。
だから店の中はシーンとしていて、民放AMラジオの男女の掛け合いの声が響いているのが妙に悲しい。
お客さんは、誰ともしゃべりたくなさそうな会社員風のおじさんばかり。
そうか、ここでお昼ご飯を食べれば、誰の目を見ることもなく、誰とも話さずに済むわけだ。
孤独を極める為には、最高のそば屋に違いない。
実は、ものすごく気の利いた店なのかもしれない。