旭川駅は改札まで遠くなったから間に合わないかも。
次の電車は1時間後だから、走れ!
のどから胃が飛び出るくらい走ったら間に合ったぁ。
はぁはぁしながら空いている席に座りました。
おばあちゃんの隣。
走ったから何か飲みたいけど、無いや。寝よ。
と思って目をつぶったら、隣のおばあちゃんが肩を叩きます。
「ずっと出してあったから乾いてるかもしれないけど。」
と、みかんをくれました。
おばあちゃん、ありがとう。
みかんおいしいよ。 すっぱいけど。
それにしても、 電車に乗っているばあちゃんのみかん率はけっこう高いと思います。
みかんはペットボトルの飲み物みたいな感覚なのかな。
私のみかん率(みかん携行率)はゼロ。
きっと、人間の修行と共に、みかん率(みかん携行率)が上がるんだ。
荷物にみかんが入るようになるまでは、
まだまだ未熟。
そのみかんを隣の人に捧げるようになってこそ、 人間の悟りの境地が見えてくるんですね。
恐れ入ります。