角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#150 51.9%-48.1%、その差3.8ポイント・・・

2016-06-26 06:24:32 | 「国」を想う
〈23日に行われた欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票の最終的な得票率は「離脱」が51.9%、「残留」が48.1%となり、「離脱」が多数となった。図は地域別の投票結果を示したもの〉
(AFPBBNEWS:【図解】EU離脱の是非を問う英国民投票、地域別の結果
http://www.afpbb.com/articles/-/3091753

ということで、

その差3.8ポイントの二者択一という「民主的手続き」によって、
株・為替等、主に経済方面で結構な騒ぎになってます。

既に、
あちこちで専門家による分析も為されているので、
特に言うことはないのですが、

英国(大小ブリテン島)は、
もともと「ヨーロッパ(大陸)」ではなかったからね、
という気はしてます。

EUに加盟していたとはいえ、
通貨や、その他諸々の面で、
常に「別枠」であり続けていたわけだし。

基本、英国民が決めることではあるのだけれど、
それにしても「迷惑」な話ではあります。

ちなみに、投票率は72.2%、
意思表示しなかった人が27.8%もいるわけですね。

賛成・反対が僅差だったこともあって、私自身、
「あんたたちは、ホントにどっちでもいいのか?
 何となく現状肯定、少なくとも容認派ではないのか?」
と思ってしまったわけだけれども、

英国でも、そう考える人は大勢いるようで、
〈英国では25日までに、2度目の国民投票を求める議会への電子署名が100万件以上集まった〉
んだそうです。
(AFPBBNEWS:英国民投票やり直し求める署名、100万件超える
 →http://www.afpbb.com/articles/-/3091781

実際に「やり直し」に至るのかどうかは分かりませんが、

ヨーロッパ(大陸)から見て、
〈「円満な離婚ではないが、親密な恋愛関係というわけでもなかった」(欧州委員会ジャンクロード・ユンケル委員長)〉
というのは、まあ、そうなんでしょうね、と言うしかない感じで、

心情的な面はほぼ理解できないのに、
経済的な結びつきだけが強くなってしまっている極東の住民としては、

ならば、これ以上「痴話喧嘩」に振り回されたくない、

というふうにも思います。

あれ?
そういう気分って、
英国のEU離脱派だったり、
米国のトランプ支持派だったりと同じ?

我ながら、ちょっと良くない傾向かもしれませんね。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

*関連する動画付きニュース。

 AFPBBNEWS:字幕:ビデオグラフィック「EU離脱をめぐる英国民投票の結果」
 →http://www.afpbb.com/articles/-/3091755

 AFPBBNEWS:字幕:ビデオグラフィック「英国とEUの関係」
 →http://www.afpbb.com/articles/-/3090288?cx_part=ycd

*かなりの分量があるのですが、離脱派勝利について、なるほどねえ、な解説記事。
 BBCNEWSJAPAN:【英国民投票】 離脱派が勝った8つの理由
 →http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36628343


最新の画像もっと見る

コメントを投稿