「村山談話であそぼ その1」のつづき、です。
①敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。
②このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。
③ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。
④また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
以上、いわゆる「村山談話」の第2段落(数字、改行は引用者による)です。
娘が付けたタイトルは、
「敗戦後の日本の努力と他国との友好関係の構築」
で、要旨は、
「敗戦後に、多くを失った日本人が必死に生きて、
様々な面において日本を復興させてきた。
他国からの支援に感謝する」
の2点だそうです。
ま、だいたい当たってますね。
というか、ここでも「そりゃそうだ」というレベルのことしか言ってません。
その場(戦後50年の終戦記念日)において「お話して」終わり、
で、それでいい文書なんです。
というか、それこそ戦後50年でも、60年でも、70年でも、
新たな戦争でも起きない限り、
ずっと「踏襲」し「継承」しても、
全く違和感がないほどに、見事な外交(社交)辞令です。
ちなみに、英文の方は以下になります。
①The peace and prosperity of today were built as Japan overcame great difficulty to arise from a devastated land after defeat in the war.
②That achievement is something of which we are proud, and let me herein express my heartfelt admiration for the wisdom and untiring effort of each and every one of our citizens.
③Let me also express once again my profound gratitude for the indispensable support and assistance extended to Japan by the countries of the world, beginning with the United States of America.
④ I am also delighted that we have been able to build the friendly relations which we enjoy today with the neighboring countries of the Asia-Pacific region, the United States and the countries of Europe.
こちらも、いわゆるネイティブにとって、
おそらくは、可もなく不可もなく、
真にツマラナイ文章でしょう。
もっとも、「公文書」とはそういうモノで、
それでこそ「正解」とも言えますが。
ところが、いよいよ第3段落以降、ちょいとややこしくなってきます。
そこは、いずれまた「つづく」ということで・・・
*産経新聞・正論欄に、
東洋学園大学教授・櫻田淳「『安倍談話』に重き置き過ぎるな」
というものがありました。冷静になるためにはイイものだと思います。
Web版はこちらです。
①敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。
②このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。
③ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。
④また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
以上、いわゆる「村山談話」の第2段落(数字、改行は引用者による)です。
娘が付けたタイトルは、
「敗戦後の日本の努力と他国との友好関係の構築」
で、要旨は、
「敗戦後に、多くを失った日本人が必死に生きて、
様々な面において日本を復興させてきた。
他国からの支援に感謝する」
の2点だそうです。
ま、だいたい当たってますね。
というか、ここでも「そりゃそうだ」というレベルのことしか言ってません。
その場(戦後50年の終戦記念日)において「お話して」終わり、
で、それでいい文書なんです。
というか、それこそ戦後50年でも、60年でも、70年でも、
新たな戦争でも起きない限り、
ずっと「踏襲」し「継承」しても、
全く違和感がないほどに、見事な外交(社交)辞令です。
ちなみに、英文の方は以下になります。
①The peace and prosperity of today were built as Japan overcame great difficulty to arise from a devastated land after defeat in the war.
②That achievement is something of which we are proud, and let me herein express my heartfelt admiration for the wisdom and untiring effort of each and every one of our citizens.
③Let me also express once again my profound gratitude for the indispensable support and assistance extended to Japan by the countries of the world, beginning with the United States of America.
④ I am also delighted that we have been able to build the friendly relations which we enjoy today with the neighboring countries of the Asia-Pacific region, the United States and the countries of Europe.
こちらも、いわゆるネイティブにとって、
おそらくは、可もなく不可もなく、
真にツマラナイ文章でしょう。
もっとも、「公文書」とはそういうモノで、
それでこそ「正解」とも言えますが。
ところが、いよいよ第3段落以降、ちょいとややこしくなってきます。
そこは、いずれまた「つづく」ということで・・・
*産経新聞・正論欄に、
東洋学園大学教授・櫻田淳「『安倍談話』に重き置き過ぎるな」
というものがありました。冷静になるためにはイイものだと思います。
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