角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

PROM.45 天皇「生前退位」→譲位に関する基礎知識-2

2016-10-19 06:06:27 | 「国」を想う
(産経新聞10/19大阪6版)

〈20代以下は「結論を急ぐべきだ」が39・3%にとどまり、「慎重に検討すべきだ」は58・6%にも上った〉
(Web版:「生前退位」 「結論急ぐべきだ」56・5% 20代以下は「慎重に検討すべきだ」58・6%
 →http://www.sankei.com/life/news/161017/lif1610170055-n1.html

ま、世論調査の数字は、
色々、好きなように読めたりするものですが、

陛下の「お気持ちご表明」直後と比較して、
多少「慎重」な人の割合がふえてきたかなあ、と思います。
実際、年代別の数字は、なかなかに興味深いですね。


有識者会議も始まって、
関連ニュースが次々と流れてきますが、

ここは落ちついて、先日の続きです。


(産経新聞10/12大阪6版/5面特集記事)


〈「不治の重患を抱えていても摂政を置けばよい。譲位の事例は過去に確かにあったが、それは仏教の弊害によるものだ。陛下が罪を犯してはならないのと同様、その地位を退くべきではない。本条削除すべし」〉

〈「権臣の脅迫によって両統互立を例とすることがある。南北朝の乱は、ここに原因がある」〉

どちらも伊藤博文の言葉だそうです。



〈確かに、皇室典範で譲位を容認すれば、天皇の意思を踏みにじる強制退位もあり得ない話ではない。旧皇室典範下の昭和初期には、陸軍皇道派が、協調外交路線を重視した昭和天皇を批判し、弟の秩父宮を天皇にすげかえようと画策したこともあった〉

ということも知っておいた方が良いかもしれません。

*引用
 産経ニュース:明治の元勲・伊藤博文はなぜ譲位容認案を一蹴したのか? 「本条削除すべし!」 明治天皇に燻る不満「朕は辞表は出されず」
 →http://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100022-n1.html


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