南千住 川の手便り

荒川区の南千住・三ノ輪の物件を扱っています川の手不動産の日記です

余命3ヶ月

2009-01-07 | 不動産関連
ある地主さんから聞いた話です。

Oさんは、その地主さんから土地を借りている60台の一人暮らしの借地人です。
2年ほど前、Oさんの身体に癌が見つかり、しかも既に手遅れでお医者さんから「余命3ヶ月」
と宣告されたそうです。

Oさんは治療費もかかるし、残り少ない人生を精一杯楽しみたいので、地主さんに借地権を
買い取ってほしいとお願いしたそうです。
地主さんは承諾し買い取りましたが、Oさんが住むところがなくなってしまうので1年間だけ
住んでいても良いことにしました。

Oさんは親戚に勧められた民間療法を次々と試しました。

1年後、余命3ヶ月と言われたOさんは何が効いたのか結構元気でした。
約束の日にちが来ましたが、他に住むところもないので追い出すわけにも行かず、地主さんは
内心困ってしまいました。

それから1年後、子どものこぶし大ほどもあったOさんの癌はすっかり消滅してしまい、
お医者さんもびっくりするほどOさんは元気になりました。
とても良いことなのですが、問題は住むところと生活費です。

2年間で高級車を買い、大きな水槽で魚を飼い、旅行をし、治療費を払い、借地権を売って
いただいたお金をすっかり使い果たしてしまったそうです。

話し合った結果息子さんがお父さんを引き取ることになって、ようやく2年前に買い取った家を
地主さんが使えるようになったそうです。

こんなこともあるんですね。
それにしても、いくら余命3ヶ月と言われたといっても、小心者の私にはお金を使い果たす
勇気はなかなかありませんが・・・







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