雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

桜考

2007-04-11 10:46:16 | 雑記
 昨日掲載した「明日の大桜」は、日本に自生する野生種12種の1つのエドヒガンです。エドヒガンは長命の品種とのことで全国にある桜の巨木のほとんどは、このだそうである。
 ところが桜の名所として有名な各地の桜のおおくは、園芸品種のソメイヨシノにとってかわられ、ソメイヨシノでなければ桜じゃないという雰囲気である。見た目の華やかさから選択されてきたのであろう。
 ヤマザクラ群の各種の楚々とした趣も味わい深いと思うのだが、世間の潮流はそうではないらしい。
 黒部市では市の花木に選定した桜を1000本植樹する計画があるとのことだが、果たしてどんな品種を選んで植樹するのだろうか?
自然植生の観点からも原種であるオオヤマザクラやカスミザクラ・エドヒガンなどを選択してもらいたいものだ。