雲雀野と郭公の森と

北アルプスと黒部川に育まれた片田舎
の住人の気まぐれ日記
あの「森の近況」の代替として・・・・・

浅野川洪水被災地

2008-08-03 18:53:51 | おでかけ
 先週の豪雨で、かみさんの親戚が被災したそうで、お見舞い方々
金沢まで行ってきました。
 浅野川沿いにある義姉さんの所と、実家の義母さんを訊ねた後、
被害のひどかった浅野川上流(中流かな)沿いにある叔母さんの所へ。
この家は桃やリンゴや梨などの果樹園を営んでおられて、いつも桃や梨
などを頂いているお宅だ。
 訪ねて挨拶もそこそこに、「現場を見に行きましょう」ということで
案内されて付いて行った。
 緩やかな斜面に広がる果樹園の中を進むと、そこここに洪水の痕跡が
ちらほら見えてくる。


 もう少し進むと



倒れた梨の樹に引っかかった、上流からの漂流物が・・・・・・
手の施し様のない状態で堆積している。

果樹園を横切って浅野川の流れが見える所に出ると
広い荒地が広がっている。


なんと、ここには180本ほどの梨の樹が生えていたんだという。
そんな形跡は微塵もないほどに、ごっそりと洪水に洗い流されてしまっている。
2~3日後には収穫する予定だったというから、被災のダメージと悔しさは
数十倍に感じられたのではないだろうか。
まさに自然の脅威、水の威力を思い知らされる。

 斜面の少し上のほうにある桃畑も冠水したそうで
下のほうの枝に実っている桃の実は褐色の土砂を被っている。


上のほうにはこんな風に実っているのだが・・・・・・

冠水した樹になっているものは商品化しなんだとおっしゃった。
詳しい理由は聞かなかったのだが、
冠水はしていなくても濁流のしぶきなどを浴びている可能性があるかららしい。

どこかの食品偽装屋さんに爪のアカでも煎じてやりたい。

このあと、もう少し上流にある「湯湧温泉の被災状況を見に行こう」
との提案も出たが、他人の不幸を見学に行くような真似はやめよう
という良識?を押し通して帰ってきました。

被災者の方々の一日も早い復旧をお祈りします。(-人-)南無