1週間ほど前に整備が終わって通行可能になった、猿飛峡への遊歩道を行きます。
この辺りから振り返ると、白馬連山の唐松岳方面が望めるのだが、さすがにこの天候では・・・・・・
駅の対岸にそびえる奥鐘山も上のほうは見えない状態です。
見えないものをみようとしても仕方がないので
久しぶりの雨に洗われた新緑と、流れの迫力を感じながら先へ進みます。
5月ごろだとこの遊歩道沿いでは、色んな山野草の花が見られるのだが
今頃は端境期だと思われ、あまり目にできない。
これはヨツバヒヨドリのつぼみ。
シャクナゲやツツジもすでに終わって、ミズキやサワフタギの白い花が目に付く。
途中、猿飛まで行って帰ってこられたご夫婦とすれ違う。
「どうでしたか?」と声をかけたら
「すばらしかった。すごいですね。」と感動のご様子。
「ところで、なんで猿飛っていうんですか?」
「主人は猿飛佐助が修行をしていたんだろうって言うんですけど・・・・・」
と聞かれました(--;
「そうかもしれませんね。たぶん霧隠才蔵も一緒だったから今日のように
時々山が霧で見えなくなったりするのかもしれません。」
とは答えませんでしたが・・・・・・・
猿飛峡到着!
ここの淀み↓ でしばしば魚影(たぶんイワナ)を見ることができます。
滋賀県から来たという元気な学生グループと遭遇。
「人間として生きているうちに、一度は体感しておくべきだと思います。」
とすごい感想を聞きました。
お礼に
「ここで猿飛佐助が修行をしたんだ。」と教えてあげました(嘘www)
カメラを動画モードに切り替えて撮ってみました。
黒部川の流れ
一応、お決まりの河原展望台からのショットも載せておきます。
黒部川のこのあたりは川底が、ほとんど岩石や砂利ですから……
上流や支流で崩落があったり、よっぽどの豪雨だったりすると褐色の流れに変貌します。
支流と本流で色がかなり違うこともしばしばあります。
普通は雨とか雪は嫌われがちですが
それはそれで別の顔を見せてくれますよね。
トロッコ沿線では雨が続いたりしたときは
普段見られない滝や、山肌を川のように流れる雨水が
見られたりして、
お客さんには「よかったですね」と言ってごまかしていますwww
小雨の降る渓谷も気に入りました。
濡れたミズキやサワフタギの花もこの季節に似合いますよ~♪