一昨日の朝、7時前。
台所の流しで momoがなにやら熱中してました。
あら~それは 置きっぱなしのお姉ちゃんのカップ
そこに手を突っ込んで お水を飲んでいる。
うちのダンナさん めっちゃ早起きなので
そらの腹時計も早起きです。
でもそらは食後にお水を飲むと 吐いてしまうことがあって
ダンナさんは お水をあげません。
というわけで わたしの一番の仕事は水を上げることなのですが
この朝は よほど喉が乾いていたんだね。
わたしが洗濯かごを持って階段を上がり始めると
サッと追い抜いて ベランダに飛び出す。
そんな手術前とかわらないmomoの姿がまた当たり前になり
安心しきっていました。
それが・・
お昼前 仰向けになったmomoに
今日は蒸し暑いもんね~と近づくと
足の付け根に
出たな オデキ。
わたしが覗きこんで お腹を触ったので
すぐ伏せのポーズになったmomoを抱き抱えて
もう一度確認すると 一つではありませんでした。
気にしてる様子も 舐めてる様子も
わたしには見えなかったのに
油断した隙をつかれたような・・・。
昨日 朝ごはんの後 わたしの布団の上で寝ていたmomoに
寄り添うように そらもすぐそばに並んで寝ていて
そんなふうに気持ちよさげに過ごす二人を見ていると
その時間を裂くのが罪な気がしました。
でも早いほうがいいよね
ケージを持って再び二階に行くと
さっと身構えたmomo。
でも半ば分かっているよう、
その場から動こうとはしませんでした。
いくらでも棚に飛び乗って逃れられるのに。
心配顔のそらが見送る玄関の外は
秋の気持ち良い日差しが満ちて
自転車の後ろで鳴き続けるmomoが
少しでも 外の空気を気持ち良いと思ってくれないかなと
振り向き振り向き 漕ぎました。
早すぎる獣医さんへの再受診で
重い気持ちで診察券を出すと
受け取った看護婦さんも 心配顔。
昨日は空いていてすぐに呼ばれて
診察台でまずは体重測定。
食欲も増え 元気でいたのが裏打ちされました。
4.15kg
今にも台から飛び降りそうなmomoを
看護婦さんとわたしで抑えて 先生が慎重に触診します。
左足の付け根は手術したときに 既に転移していると言われた箇所で
そこに二つ
それと胸の方にも ひとつ
リンパの流れに乗って そちらにも転移したようです。
先生の見立てでは 舐めているようで
カラーかエリザベスウェアで舐めないようにというお話も出ました。
でもカラーは momoの生活の質がぐっと下がります。
ウェアはサイズの合うものがなかったのですが
それもmomoにとっては迷惑なもの?
避妊手術後に 簡易的なウェアを着たmomoを思い出しました。
でも 今度はいつ脱げるようになるのか
もっと後でまた判断する時がくるかもしれませんが
今ではないと思いました。
オデキが化膿しないようにする抗生剤は
今度は注射ではなく錠剤にしました。
薬を包むメディボールがmomoの好みで
薬を飲ませるのがストレスのない 楽しい時間に変わったおかげです。
足の付け根にオデキが出て来ても
momoは 取り戻した元気な状態そのまま
ぴょんぴょんと そら以上に 家の中を軽やかに歩いています。
わたしはといえば 狼狽えそうな気持ちを
何かで落ち着かせようとしているからか
このタイミングで偶然 保坂和志さんの本に出会いました。
先週だったか新聞に紹介されていたのは新刊の『ハレルヤ』という本でした。
愛猫さんの死を書かれた小説だそうです。
恥ずかしながら今までまったく存じ上げなかった作家さん
『現代猫小説の第一人者』と読んでさっそく図書館で探してみました。
たまたま手にとったこの本、目次に「キース・リチャーズはすごい」という項目があって
音楽小説も書かれるのかと借りてきたのですが
まだ読んでいる最中ながら猫のことがひょいひょいでてきますし
年代が近いせいもあるのかもしれませんが
生活というかこの年齢に差し掛かって過ごす毎日の中で
なにやらモヤモヤしていることを
文章にして示してくださっているような
そうそうそうなんです
とわかってもらえたような心持ちになれることが多く
とても救われています。
今日もそろそろ仕事に行くので
空いた時間に 遊びたいな~
なんて思うのですが・・・
気持ちの良い窓際で
猫は寝ています
そういうもんです にゃ
今日は午後から冷たい雨になりました 日の暮れも早くなり、長袖でも寒いくらいの夕方は寂しいですね
ブログ 何度もスクロールして読ませていただきました 昨日、ひとつ前の記事にコメントしようと思いお邪魔してこの記事を知りました
おそらく・・ がこんなに早いとは私もとてもショックで言葉が見つからず、そのまま失礼しました
momoちゃん おできが出ちゃいましたね 転移してると言われていた箇所だったんですね
そしてリンパに沿って胸にひとつ
≪出たな オデキ≫ 出なくていいのに ・・
ねこじゃらさんの記事を読ませていただいて、momoちゃんの獣医さんはとても優秀だなという印象を受けました
大手術の後、momoちゃんの体に負担になることが殆どなく 食欲もあって体力回復しましたし
とても信頼できると感じました
人間もそうですけれど、診てくださる先生が信頼できる ということはとても大切だと思いますー
どんな小さなことでも疑問や不思議に思うことがあったら、納得がいくまで聞いたり相談したりしたらいいと感じます 余計お世話でごめんなさいね
ねこじゃらさん ほんとうにおつらいでしょう
いつものように淡々と語られる文字の奥から悲しみが見え隠れして
この冷たい雨はねこじゃらさんの涙かもしれない なんてそんなことまで想ってしまい こちらまでウルウルになります
昨夜からずっとねこじゃらさんとmomoちゃんのことが頭から離れませんでした
自分ならどうするだろうか キンちゃんに腫瘍ができたら とか ・・
腫瘍は悪性 再発もした じゃこの先は ・・ 逃げ出したくなる現実です
でも向き合わなければいけない 今、向き合わなければ向き合うときはない
自分のためじゃない すべてはmomoちゃんのために
キンちゃんだったら 今の状態でしたら 首輪のない猫ならすべてを受け入れます オデキと闘わずに ・・
まずは≪でたな オデキ≫ に感謝です オデキができなかったら胸への転移も分かるのに時間がかかったかもデス
そして後はキンちゃんの心を一番に考えます 体がヘボになりそうですから、心を元気にしておけばそのうちオデキもあきらめるかもしれないし(=^・^=)
momoちゃんがケージを見ても逃げなかったのは自分で体に異変を感じているからでしょうね 大手術もしましたし 舐めていたのは治そうとしていたからですし
アタシ どうかなっちゃうのかな と案じているかもデス
そんな不安を取り除いてあげられればいいなって感じます
いつも笑って楽しく過ごせば心が元気になって≪出たな オデキ≫と対峙できるかもしれません オデキと闘うのはキンちゃんであって、私ではありません
すべてを受け入れますが、ほんとうに何が起こるかわからないので、最後まであきらめません
ただ いつそのとき がこようと覚悟はします
いろいろ生意気に書いてしまいました お心を傷つけることがないといいのですが ・・
毎晩 寝る前にイチやミィちゃん キンちゃんのこと 外のニャンたちのこと祈っています
今はmomoちゃんのことも ・・ ねこじゃらさん いつも応援していますニャン(=^・^=)
お姉ちゃんのカップに手を入れるmomoちゃん 足を抱えて眠るmomoちゃん 可愛らしくてたまりません
ケージにいるmomoちゃんを心配そうにしているそらちゃんもかわいいです
保坂和志さんのことは私も知りませんでした 現代猫小説 というのがあって、その第一人者なんですね
教えてくださってありがとうございます(#^.^#)
こんにちは。今日まで雨が残りましたね。肌寒さに重ね着と膝の上の猫(代わる代わる)で対抗です(^^ゞ
でもご安心くださいね。ねこじゃらの涙雨ではないです にゃ
わたしもいただいたコメントを何度も読ませていただきました。
本当にいつも、このようなコメントしづらい記事の時にも、ありがとうございます。
最後の過去記事をアップしたときは
新たなオデキの正体もわかっていました。
読み返すと、手術前のあの頃が一番辛かったけれど、
もうそれどころじゃなくなって、次の局面にいかなければならないのだからと
区切りをつけるような気持ちでした。
いくつもの下書きがそのままになっていたのは
始めは自分で後で読み返す記録にしておこうと思っていたのと
読んでくださる方に余計な緊張を強いてしまうことに
躊躇していたのです。
でもそれこそ、momoに起きてしまったことを
わたしが全て受け入れることと、かけ離れていますよね。
その反省から、今回のオデキの再発は同じことを繰り返さないようにしようと思いました。
首輪のない猫さんの思いは、とても強い愛情に溢れていて
読ませていただきながら、わたしもすごく励まされました。
いくらお優しい首輪のない猫さんでも
わたしから「ご自分だったらどうしますか?」と聞くわけにも行かないですが
首輪のない猫さんはまるでそんな思いに応えるように書いてくださった。
全てを受け入れる、と。
それがどのようなことなのか、と。
オデキと闘うのはmomoであって、わたしではない
わたしはオデキが出来たmomoを受け入れると言いながら
そんなmomoと闘いかねなかったんじゃないかとハッとしました。
わたしはmomoの向かい側ではなく、隣に寄り添っていたい。
それに気付かさせてもらえました。
幸い、momoの先生はご自分の考えを押し付ける事はせず、
小さなことが気になるわたしの下らない質問にも
キチンと答えてくださる信頼出来る方です。
‘覚悟出来る自分‘に少しでも近づきながら
momoとそらとの日々を楽しみ、暮らしていきたいです。
なんだかわかりにくい文章(いつもですが)でごめんなさい。
でもブログをやっていて、首輪のない猫さんとお知り合いになれたこと
猫との暮らしの中で最高に幸運なことだと思っています。
本当に本当にありがとうございます