今日は作物や苗の引っ越し作業のため里山に行きました。
去年は仕事と親のことの兼ね合い、
後半からはmomoの具合も悪くなり、あまり作業に参加できなかったのですが
わたし以外にも様々な理由で行けなかった仲間が多く
せっかくの聖護院大根は花が咲いてしまいました。
他にもたくさんの作物をもたらしてくれる良い土になったのに、
今度畑を返さなければならないのです。
それでも違う場所にまた畑を借りることができ
そちらに車や手押し車で運んで植え込んでいると
「ねぇ、上見て!」と声があがりました。
見上げれば山桜の薄~いピンクが優しく広がっていました。
「本当に今年は何もかも早いねぇ」
「お花見できないのが残念だね」
コロナのせいで楽しみにしていたお祭りへの出店も取りやめになり
なにかとマイナスなことが多い春ですが
里山に遊びに来ている親子さんの多いこと。
キャッキャ言う子供さんの声が響く山はいいものでした。
ここはそらと出会った里山です。
ですから、そらの体調が戻ったから気持ちよく出かけてこれたんだな~
と思わずにはいられませんでした。
実は、ブロッコリーを買った頃に気が付いたあごの下の出来物のことであの直後に獣医さんにいきました。
momoの病気に気が付いたのも、最初は『出来物』からだったので
変な病気だったらいやだなと思ったのです。
おそらく病変ではなくケガではないかという見立てでしたが
その日まで2週間も休暇だったわたしが翌日から仕事というタイミングだったので
早く治るに越したことはないと抗生剤をもらったのですが
これがそらにまったく合わなかったのです。
一回飲んだだけで辛そうに蹲り、たまに起き上がってくると嘔吐して
水も飲まずに寝どこに戻ります。
おまけに下痢もして、そういう副作用が出ることもあると聞いていましたが
ここまで顕著にそらの元気が奪われるとはまったく心配しなかったことを猛烈に反省しました。
「毒盛ったにゃ?」
いつも腹っ減らしのそらがご飯をねだりもせず
撫でる手を邪魔そうにして、わたしを避けていました。
飲まなかったことには出来ない。
薬の怖さをひしひしと感じました。
翌日からの仕事は、コロナウィルスのせいで時間が伸び
そんなそらを置いて出かけるのは後ろ髪を引かれました。
幸い二日ほどで徐々に体調は整ってくれましたが、
こんな風に甘えてくるまでは1週間近くかかったでしょうか。
細かくメモっていた文字は自分でも解読不能なほどのミミズ文字で
ブログを書こうにも時間がないまま時が過ぎていきました。
そらの具合が悪くなる前に壊れてしまったねこじゃらしのオモチャ。
代わりになる新しいオモチャはねじ式ネズミです。
小さい頃にお気に入りのオモチャがネズミだったのを思い出して買ってきたのですが
さっそくねじを巻いて走らせると、一回手を伸ばしたそらでしたが
この後一目散に逃げて行きました。
や~だ、また嫌われちゃうかもしれません。
薬の怖さが身に染みたことは、丸く開いたままのあごの下に毛が生え揃っても
忘れてはいけないと、わたしにはいい薬になった事件でした。
今日の里山のお土産は
原木栽培のしいたけと春菊。
それと、小さなブロッコリーの脇芽です。
ごめんね、そらは食べられないものばかりです。