寒いですね。
この辺りでは、朝には雪は解けていましたが
今日は一日中冷たい雨が降る予報です。
今日は仕事が休みでよかった。
買い物も昨日のうちにしておいてよかった。
寒い外に出なくて済むばかりか
今日も本がたくさん読める、そう思っているのです。
決して読書家ではないですし、読んでも児童書がほとんどですが
昨年、ではなかった、もう一昨年になるmomoの術後の時期に知った
保坂和志さんの「ハレルヤ」が読みたくて、
市立図書館のHPで「貸出可」と確認してから図書館に出かけました。
ところが棚にはないので検索機で調べてみるとなんと貸し出し中になっています。
家で調べてから30分しか経っていないのに、と半分はがっかりしましたが、
気が合う人がいるもんだな~となんだか嬉しいような気もして。
保坂さんからは「猫の散歩道」というエッセイを選び
読みかけのシリーズ、斎藤洋さんの『白狐魔記』を児童書コーナーから選んで借りてきました。
両方とも読みたいので交互に、しかもあっという間に読み終えたので、
2週間の期限をうんと短縮してまた数日後に図書館に向かいました。
『ハレルヤ』が返却されていないのは予想通りでしたが、一歩下がって棚を見まわすと
「ねこ」「猫」「ネコ」・・という文字が書かれた背表紙がやけに目立ちます。
こんなにたくさんの人が猫のことを書いているのか~。
自分の無知を棚に上げ、近くの町田康の棚を凝視すると
『猫のあしあと』『猫とあほんだら』なんてタイトルが「読みな~」と呼びかけてきます。
もうずいぶんと前に刊行されたようですが、山のように出版された本の中から手に取るには
やはり縁があるというのか、何かしらの力が働くような気がします。
本の最後の方をめくると『猫にかまけて』がこのシリーズ(?)の一作目のようですが、
残念ながらそこにはなかったので、『猫のあしあと』を借りてみました。
町田康の風貌やパンクロッカーの経歴などは新刊の宣伝時などに見たことがありましたが、
それより猫が好きだということをプロフィールに載せてくれた方が・・とまた知らないことを棚にあげて
つい猫仲間になったような気になり思ってしまうのですが、
この本では保護猫活動をしている方から次々に渡される猫たちを、病気であれケガをしている状態であれ受け入れて
何でもやってみる、とにかく猫のためになれば、というスタンスがとても真似できないほど徹底的にされている
奥さんとの町田流猫との同居生活が克明にクセのある文体で綴られています。
その文体が好きとか苦手とかいう前に、その先がどうなったのかがとにかく気になって読み進むのですが
一緒に暮らす猫が多いということは別れも多く、そのひとつひとつが痛いほどリアルに迫ってきて泣いてしまいます。
またまたあっという間に読んでしまったので、今度は近くにある図書館に行くと
そこには『猫にかまけて』があったので、また貪るように読んでいるのですが
そうか、わたしはまだ泣き切れてなかったのかもしれないな、とふと思いました。
momoがいなくなったことをもっと悲しんで、もっと泣きたかったのかもしれない。
でも毎日の生活を送りながら何でもないように過ごさねばならないうちに泣く時間が削られて
出し切っていない涙が溜まっているのを、体が察したのかもしれません。
もう殆ど読み終えるばかりなのですが、
この悪天候では次に読む本(『ハレルヤ』なるか!?)を借りに行くことも出来ないですし、
午後はなにか映画(泣けるのを)を探してみようかなぁと思います。
今は隣ですーすー寝ているそらですが
先週から、おっさん体型解消のために運動を始めました。
一回15分、一日3セットです。道具はそらの大好きなスケール。
手に当たるとクネクネコキコキ不安定に動くのと、噛んだ時のガギっという音が好きなようで
しっかりがんばっております。
80センチくらいの高さなら、乗るのも降りるのもシュッと一発ジャンプで決める!
それが目標です。
そんなの出来ない猫っていないよね
そらの健康のためだ、おっかあは鬼コーチになるど。
晴れた日は たま~にmomoが帰ってくるみたいで
そらは窓のところで待っています。
先日は廊下で「みゃ~ん」と懐かしい声が一回聞こえました
明日は晴れるといいねぇ。